白山展望の(はずだった)クラッシックルートへ。 ~鉢伏山から判官堂尾根~
2018年 03月 12日
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2018年3月11日(日) 鉢伏山から判官堂尾根 山スキー
メンバー:YAMAさん、Obaさん、みっちゃん、MKさん、ナカオさん、ヨウメイ
使用マテリアル:アルペン(LINE SICK DAY TOURIST)
取立山から続く鉢伏山から北へと長く伸びる尾根を「判官堂尾根(はんがんどうおね)」という。
ここは白山の好展望で名高いクラッシックルートとのこと。
以前から滑ってみたかったのだが、ようやく機会に恵まれた。
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下山地点の白峰に車を回送後、準備を整え【6:45】出発。
足跡だらけの雪面は、凸凹のままカチカチ。
いつものショートカットルートを通って夏の駐車場に。
登山口からは板を担ぎ、アイゼンを装着して直登。
急登でキツイが、良くアイゼンが効いてあっという間に稜線へ。
稜線上をシール歩行。
標識が完全に埋まった取立山山頂からは、白山がバッチリ。(写真:右一列目)
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シールをはがして、原高山方面へ滑り込む。
雪面はガリガリなので慎重に。
鞍部から板を背負って、ツボ足で進む。
原高山と板谷の頭からはちょっとづつ滑降。
板を背負い、鉢伏山まで最後の登り。
さっきまでの青空はどこへやら、想定より早く雲が出てきた。
霧氷の着いた木々も、青空が隠れてしまって魅力半減。(写真:左ニ列目)
【11:00】広大な鉢伏山の山頂に到着。(写真:左ニ列目)
山頂からは昨年行った大長山の姿(写真:左三列目)がなんとか見えるが、白山はすでに雲の中。
風が吹き、雪も降ってきたので、準備を整えて山頂をあとにする。
天候は崩れてきたが、今のところ視界は良好なので、予定通り「判官堂尾根」へ。
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鞍部から1477mピークへは、板を手に持ちツボで登る。
そこからは左手の尾根へと進む。
この辺りは緩やかながら複雑な地形なので、視界が悪いとルーファイに手こずりそうだ。
顕著な尾根形状に乗っかったところでランチタイム。
冬に逆戻りの寒さで、温かいスープがありがたい。
こまめにGPSと地図でルートを確認。
アミダクジのように分岐していく尾根を間違えないように下る。
1050mあたりの尾根分岐から谷筋へと滑り込む。
雪は硬いが、少し新雪が乗りソコソコ滑りやすい。
下部は一部谷割れしていたが、無事林道に降り立つ。
一本入れて、長い林道に備える。
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ストックで軽く漕げば進む雪質。
ところどころ流水で雪が切れているが、一箇所以外は板を外さずクリア。
途中で、大きなイノシシとニアミス。
先日購入した催涙スプレーを携行しているが、緊張が走る。
幸い斜面の上部に逃げていった。
今後、春の林道ではケモノと遭遇すると考えた方が良さそうだ。
ここ数年でもかなり状況が変わってきているように感じる。
発電所までは除雪が入っていた。
舗装路をしばらく歩いて、デポした車に無事到着。【14:00】
YAMAさん編集の動画です。
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念願の判官堂尾根。
残念ながら天気が崩れてしまったが、スキーの機動力を活かしたロングな縦走を楽しめた。
ぜひとも青空のもとで再チャレンジしたい!
by daisuke_youmei
| 2018-03-12 20:23
| スキー
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