強風とホワイトアウトの銀杏峯。
2018年 02月 26日
*
▽
2018年2月24日(土) 銀杏峯 大平谷 山スキー
メンバー:YAMAさん、Obaさん、みっちゃん、Mkさん、kojiさん、ナカオさん、ヨウメイ
使用マテリアル:アルペン(LINE SICK DAY TOURIST)
普段通りの生活すらままならない記録的な豪雪に翻弄され、気づけば2月も終盤に。
忍耐の日々の中では春が待ち遠しかったが、喉元過ぎればなんとやら?で、やはりスキーに行きたくなった。
駐車場の問題などを勘案した結果、定番の銀杏峯エリアへ行ってきた。
※※※※
二台に乗り合わせて、いつもの三叉路へ。
なんと「憩いの森の登山口」まで除雪されている。
除雪終了地点には数台のスペースがあったが、残念ながら満車。
引き返して、いつものように道路脇に駐車した。
-----
準備を整え、【7:00】出発。
2m以上の垂直の雪壁がそびえ立つ、プチ「雪の大谷」を歩く。
(まだ路面上にうっすら雪が残っていたのでシール歩行ができたが、おそらく翌日には溶けたかな)
除雪終了点の壁をよじ登り、林道を進む。
途中から林道を離れ、適等に「名松尾根」にとりつく。
尾根上にはいくつかのツボ足とスキーのトレースがあった。
順調に高度を稼いで行くが、だんだん風が強くなり雲も増えてきた。
予報通り、天候は下り坂のようだ。
-----
【9:30】前山到着。
先を見上げると雪煙が舞い上がり、さらに風が強そうだ。
とりあえず行けるところまで、と先に進む。
風こそ強いが、適度に締まった尾根は登りやすく、順調に広大な主稜線末端まで辿り着いた。
当初の計画は部子山まで行くつもりだったが、この天候ではとても無理だ。
無難に「志目木谷・左俣」に計画変更し、山頂も割愛する。
ドロップポイントに移動、シールを剥がし滑走準備。
しかし、いざ滑降!という段になって、なんとホワイトアウト。
10分前までは、うっすら太陽も見えていたのに…。
しばらく回復を待つものの、ガスが晴れる気配は無く、雪も降ってきた。
強風はある意味ココのデフォだが、視界が無いのはマズイ。
雪崩や滑落等、とてもじゃないけど万一のトラブルに対処できる状況では無いので、志目木谷も中止。
かすかなトレースとGPSを頼りに、登りの尾根に戻ることにした。
ホワイトアウトで「酔う」という感覚を初めて味わった。
-----
雪庇に気をつけながら、前山近くまでなんとか滑り降りてきた。
ようやく視界も回復して一安心。
このまま尾根を滑るのもつまらないので、前山鞍部から西側にある「大平谷」を滑ることになった。
YAMAさんとみっちゃんは以前に滑ったことがあり、なかなか良い斜面だと言う。
谷の入口は樹間も狭く、風に飛ばされてクラスト気味の雪質なのだが…。
半信半疑で滑って行くと、やがて木々の間隔は広くなり、雪も重目ながらパウダーに。
思いがけない展開に、みんなのテンションもアップ!
各自それぞれのシュプールを描いてゆく。
途中で昼食を取り、谷が狭まって来ると間もなく林道に出た。
林道直前はちょっと急な斜面だ。
斜面下はみんなの落とした雪でデブリだらけになっていた。
完全に雪に埋まった林道をトラバースし、カーブ地点から隣の谷に滑り込む。
ここも広々していて快適滑降を楽しめた。
ただ雪の少ない時は折り返してくる林道段差に注意が必要かも。
堰堤の近くで、再び林道に合流。
あとは林道を滑ってスタート地点に戻った。
ほとんど写真も撮らなかったので、様子はYAMAさん編集の動画でドウゾ↓↓
※※※※
コロコロと予報が変わる、不安定な天気に翻弄された週末の計画。
現地でもルートが二転三転しましたが、YAMAさんの豊富な引き出しのお陰で楽しめました。
それにしても、一瞬の間に真っ白になってしまったのは驚いた。
あの広大な主稜線の真っ只中だったら、きっと戻るのも一苦労だったと思います。
改めて山の怖さを思い知りましたね。
大雪のために今年は遅くまで地元で楽しめそう。
なかなか好天に恵まれないけど、そのうちアタリもあるでしょう。
パウダーよりも、青空のもとで稜線慢歩を楽しみたいな。
by daisuke_youmei
| 2018-02-26 20:58
| スキー
* △