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荒島岳北尾根から小ナベ、橋架谷滑降+α。
2018年 01月 22日 *
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橋架谷の途中から荒島岳本峰方面を望む。




2018年1月21日(日) 荒島北尾根~小ナベ~橋架谷左俣+α 山スキー
メンバー:YAMAさん、Obaさん、NAKAさん、TAKAさん、みっちゃん、kojiさん、ナカオさん、ヨウメイ
使用マテリアル:アルペン(LINE SICK DAY TOURIST)

6年ぶりに、荒島岳の北尾根から小ナベに登り、橋架谷左俣を滑ってきた。
この前の記録的な大雪から一週間。
その後は雨が降ったり、晴れの日が続いたりと…。
いったい山はどうなってる?

※※※※

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【H30.1.23訂正】
「毛尻谷」は仏御前滝のある大きな谷の名称で、毛尻谷と思っていた谷は「小ナベ谷」というらしいので訂正しました。


大野某所に【6:15】集合。
駐車地点は狭い為、二台に乗りあわせて出発。

【7:00】まだ薄暗い中車道を歩き、仏御前滝への入口付近から取り付く。
登り出してすぐに、小さな沢を渡渉する。
急な斜面を登り、尾根に出ると目印の鉄塔。

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尾根上をひたすら詰めていく。
雪は締まっているので、早い段階でクトーを装着している。

今回初めて、ストックにピッケルをくくりつける「簡易ウィペット」を試してみた。【写真
ピッケルに自転車のグリップをねじ込んだものを、スキーバンドでストックに括りつけただけ。
この前、某有名ガイド氏から知り得た技なのだが、ネット上にはなぜか情報が見つからない。
私は登る時にはピックが欲しいが、滑るときは普通のストックが良いのでコレを知った時にピンときた。
(私の周りを含め、多くの人は登り・滑りともにBD社のウィペットを使用している)
軽いピッケルとは言え、さすがに重さを感じるが、硬い斜面を登るときの「お守り」としてはナカナカ良さそうだ。
スキーバンド二本で意外にがっちりと固定できる。

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話を戻す。
1000m付近で板を背負いツボ足になる。
1050mの尾根分岐から一旦斜度が緩むが、面倒なのでツボ足のまま。

ここまでは、曇り空ながらもクリアな視界だったが、だんだん霧が立ち込め始めた。
やがて無木立になり、斜度が増して雪も締まってくる。
シールで登っていたベテラン勢も板を担ぎ、全員靴アイゼンで登る。
先頭を歩くKojiさんはスタスタ登って行くが、ツボ足雪山の経験が少ない私は恐ろしかった。
上記の簡易ウィペットを頼りにしながらへっぴり腰で登った。
(本来ならピッケルのシャフトを刺し、しっかり体を起して登るべきなのだろうが…)

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【11:00】 小ナベ到着。
本来なら荒島岳本峰まで続く素晴らしい景観が楽しめるのだが、辺りは真っ白。
風が強く寒いので、滑走準備を整えて早々に出発。

GPSで方向を確認しながら「橋架谷・左俣」へドロップイン。
クラストした手強い雪質に苦労しながら滑り降りてゆく。

少し高度を下げた辺りから振り返ると、主稜線のガスが晴れた!
小ナベに居るときに晴れて欲しかったなぁ。

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慎重に滑り降りてゆくと、大量のデブリが堆積している。
先日の雨で雪崩れたのだろう。
頭大のカチカチの雪塊が堆積していて、とても滑り降りられない。
仕方なく板を持ってツボ足で通過。

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開けた場所でランチを取り、徐々に雪も緩んで来てもう安心…。
そんなお気楽ムードも束の間、右俣との出合付近で完全に谷割れ。

過去のトレースは、ギリギリ雪の残る川岸に続いているが、谷が屈曲していて先は不明。
下手に突っ込むと進退窮まる可能性もある。
現在地からは、なんとか右手の尾根に登れそうなので、板を担いで這い上がる。
そのまま標高750m付近をトラバースし、隣の毛尻谷小ナベ谷を渡って登りの北尾根にエスケープする算段だ。

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雪が降り始めた。
予報通り、天気が崩れてきたようだ。
尾根を越えた先の毛尻谷小ナベ谷は狭く、デブリが詰まっていた。
谷の側面は急峻で地面が露出し、現在の高度ではトラバースは不可能だ。
気合を入れ直して再び板を担いで谷を登り返す。
斜度が緩んだところで再び尾根に這い上がるが、緩んだ雪に膝まで潜り苦労する。
地図上には現れない凹凸に苦労しながらひらすらトラバースを続け、ようやく登りのトレースに合流。

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ようやくメンバーに安堵の表情が戻った。
すっかり緩んだ雪の上にうっすら新雪が積り、この日初めて気持ちよい滑走を楽しむ。
朝の位置で渡渉、無事スタート地点にたどり着いた。【15:30】

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ルート図(GPSデータを元にテキトウにラインを引いたもの)

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YAMAさん編集の動画

※※※※

6年前に同ルートを滑った時は、降雪直後でラッセルに苦労したものの、シールで小ナベまで登れた。
滑走も最初こそ若干クラストしてたものの、結構良い雪質で楽しめた覚えしかない。
その記憶を持っての今回の山行だったのだが…。
登りは終始緊張し、ピークでの展望はゼロ、滑りにくい雪質にデブリ帯、そして谷割れ。
エスケープルートも想像以上に苦労し、ヘトヘトになった。
正直、楽しい要素は全くない(笑)
それでも百戦錬磨の先輩と気の置けない仲間たちの楽しいメンバーのお陰で、記憶に残る山行になったと思う。

by daisuke_youmei | 2018-01-22 20:53 | スキー *
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