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近所の川で遊ぶ。
2017年 10月 23日 *
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釣り上げたコイとカワムツの唐揚げ。




秋も深まり、またPTAや地区の行事が続く季節になってしまった。
先週なんて3日もPTA関連の集まりが。さすがに多すぎて愚痴りたくなる。
なにかと時間を取られるので、気軽に出かけられる近所の川釣りがもっぱらの楽しみだ。

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先週は姉が帰省していたので、姪と甥にウチの娘三人を連れてカワムツを釣りに行った。
小学生の姪と娘に竿を一本持たせ、私はまだ幼稚園児の甥っ子と糸を垂らす。

私は多少コツを掴んできて、カワムツに関してはソコソコ安定して釣果を得られるようになってきた。
しかし、糸が絡まっただの根がかりしただのと、娘たちからしょっちゅう呼び出しがかかる(笑)
イマイチ集中できなかったものの、1時間で9匹ほど釣り上げる事ができた。
姪っ子も自分の力で一匹釣り上げていた。

今回は、初めてこの釣った魚を食べてみる。
氷で締めた魚をまな板に並べ、頭を落とし腹を割いてワタを出す。
普段料理は全くしない私だが、コレは釣った者の責任のような気がして自分で行う。
子供たちにもその様子を見せて、生き物が食材になる過程を理解させた。
釣ってすぐに氷で締めたので気付かなかったが、アブラハヤが二匹混ざっていた。

ここからヨメさんにバトンタッチ、シンプルに唐揚げにしてもらった。
揚げたてを熱々のうちにかぶりつく。
臭みは全く無く、白身がホクホクでかなり美味い。
近所の川に泳いでいる小魚がこんなに美味しいことに驚いた。
もちろん、子供たちも全部食べきった。
個人的にはちょっと小振りの方が好みかな。
カワムツとアブラハヤ、食べ比べるとアブラハヤの方が若干身がモチモチしているような?

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先日の土曜日は、違う魚を狙ってみることにした。
ターゲットは橋脚付近のトロ場をゆうゆうと泳ぐコイだ。

いろいろ調べた結果、「パンの浮かせ釣り(パンプカ釣り)」なるものが簡単で初心者向きらしい。
早速必要なモノを買い揃えた。
1000円のバスロッド、2500円のリール、50cm径のタモと3mの柄、コイ用の釣鉤。
果たしてこんな安物タックルで大きなコイと対峙できるのか!?

朝から降っていた小雨も止み、川の増水や濁りもほとんど無さそうだ。
満を持して、娘と狙っていたポイントに向かう。
先日の釣りデビューの時に華麗に釣果ゼロを味わった場所だ。
コイがたくさんいるのはこの時に確認ずみ。

橋の下で準備を整え、偏光グラスで水中を覗くと大きなコイが数匹確認できる。
まずは、食パンの耳を細かく刻んだモノを撒く。
が、コイたちの反応は無い…。

ひとしきりパンを撒いたあと、とりあえず竿を出してみる。
仕掛けは簡単、3号のナイロン糸に針を結び、餌のパンを付けただけ。
目前に泳ぐコイの近くに針を落とすものの、撒き餌と同じく反応なし…。

ダメかなぁとあきらめかけていると、さっき流した撒き餌を下流側15m先でコイが食べている!
目の前のコイたちは我々の姿を気にして食べないのかも?
というわけで、リールから糸を出し、浮いたパンを下流に流してみた。
すると、グンっという強い引き。
かかった!思った瞬間、あっという間に数十メートル糸が引き出された。

ええと、ドラグを調節して疲れさせるんだっけ?と一夜漬けの知識でリールのダイヤルを回すと…。
プツン!と糸を切られてしまった。
どうやらドラグを締めすぎたようだ。
コレで場が荒れたのか、まったく食わなくなってしまった。

撒き餌もなくなり、餌も残り僅か。日も陰ってきて娘も飽きたコール。
今日はダメだなと思った瞬間、二度目のヒット!
今度は落ち着いてコイを泳ぐだけ泳がせ、引きが止まった隙にリールを巻く。
弓なりにしなる竿、まっすぐにテンションを感じさせながら水面に消える糸。
じっくり慎重に寄せてくると、大きなコイの姿が見えてきた。

さてここからもう一仕事だ。
タモに取り込んで堤防上まで引き上げないといけない。
しかし安物のタモ柄を買ったからか、しなりすぎて方向が定まらず、堤防上からだと若干短い。
娘に竿を預け、堤防を半分降りてなんとか取り込んだ。
さっきまで帰りたがってた娘も興奮した様子だった。
結局、針にかかってからあげるまで20分ほど格闘しただろうか。

用意しておいた100均のプチプチマットにコイを横たえる。
上から見ているとそれほど大きさを感じないが、目前にするとモノ凄くデカくて娘はちょっとビビッている。
メジャーで大きさを測ると70cmほど、これでも平均的な大きさなのだろう。
50cmのタモが家に届いた時はちょっと大きすぎたかと心配したが、最低限のサイズだったと思い知った。
針を外し、遊んでもらったお礼を言って川に戻した。

初めて経験した、コイの強烈なパワーをいなしながら寄せてくる微妙な駆け引き。
スキーや登山では得られない、眠っている狩猟本能を掻き立てるような興奮を感じた。
そして、娘と協力しあってタモに収めたのも面白かった。
おそらく私一人だったらうまく取り込めなかったと思う。

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40年生きてきて、近所で楽しめるこんなエキサイティングな遊びを見逃していたとは!
これからは水鳥も増えてくるし、川から目が離せんね。

by daisuke_youmei | 2017-10-23 21:05 | 釣り *
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