人気ブログランキング | 話題のタグを見る


Top
御在所岳 「前尾根」 2014
2014年 10月 27日 *
御在所岳 「前尾根」 2014_c0087773_22184571.jpg




10月25日(土)、二週続けてのクライミングに行ってきました。
場所は今回で五度目となる「御在所岳・前尾根」です。
メンバーはモッチーと私の二人。

1回目2回目3回目4回目

初夏の金毘羅山以来、すっかりクライミングにハマったモッチー。
週1ペースのジム通いや夏の沢登りでずいぶん登攀能力がアップしてきました。
というわけで、マルチピッチデビューのお手伝い。

以下、覚え書き的な感じで。

----

準備したギア類
ロープ:10mm×50Mシングルロープ1本
プロテクション:キャメロット#0.3~#1+#3
その他、ヌンチャク、スリング等数本

4:00に鯖江出発。
快調に飛ばして6:10に裏道駐車場到着。
紅葉のベストシーズンで車も多く、最後の一台で滑り込みセーフ。

7:30にP7取付きに到着。
先行パーティは見える限りでは3人パーティが二組。
待ち時間でマルチのシステムやカムの取り扱いをおさらいしておく。
そうこうしている間にも、後続にどんどん人が増えてきた。
さて私達の順番。
今回はモッチーにフォローの流れを覚えてもらうのがメインなので、ノーマルルートでどんどん行く。

~P7~
1ピッチ目、リッジ下の終了点前で先行パーティの待ちが若干あったが、モッチーの登りは全く問題なし。
2ピッチ目、リッジに乗り上げるのに少し躊躇していたようだがクリア。
P6基部まで少し歩き。

~P6~
少し先行待ち。
待ち時間に以前登ったⅤ級のスラブと5.9のクラックを眺める。
スラブは風化したのか?前より難しそうなんだけど。
クラックは今度セカンドで挑戦してみたい。
順番が来たのでリッジルートを登る。
チムニー出口にあるビレイポイントは飛ばして、もう一段登った所まで1ピッチで。
ロープの流れが悪いが効率がいい。

~P5~
コンテで通過。
岩壁までの歩き区間が崩れて歩きにくく、落石注意。

~P4~
下り気味のトラバースはコンテで。
ビレイポイントまでのちょっとした登りは半マストでセカンドのみビレイ。
その後は凹角状をどんどん登る。
良い感じのクラック多数でカムセットの練習になる(トップの写真はココ)
1ピッチでも抜けれるけど、先行パーティ待ちで途中で切り、2ピッチで。
クライミングより、高度感のある終了点からP3とのコルまで下る部分が怖かったのでは?

~P3~
ここらまで来ると後続と離れてきたのでのんびりできる。
天気は晴れだが、ガスがかりがち。
1ピッチ目のスラブはモッチーがリード。
私もココがリードデビューだった。
若干の緊張が見えるものの、問題なくクリア。
カムのセット、セカンドビレイもOK。
2ピッチ目は階段のリッジをたどり、クラックの壁の前で一旦切り先行待ち。
待ちの間にロアーダウンして、以前から登ってみたかったボルト横の細いクラックで遊ぶ。
クラックを手がかりに足はスラブ登り。
一部クラックが薄い所があるが、意外に行ける。
今度リードで登ってみるか。
3ピッチ目はいつも登る右のクラックを。
いつもはフットジャムがすごく痛いのだけど、今回は平気だった。
少しは上手くなった?
ボルトばっちりの他の場所と違い、4ピッチ目はやっぱり明確なビレイポイントが分からない。
残置ハーケン一本とカムでビレイ。

~P2(ヤグラ)~
先行パーティはここで下るようで、ヤグラは私達のみ。
一応登ることにする。
取り付いてみてちょっと後悔・・・。
立ち込めていたガスのせいか、クラックの中が濡れてベタベタ。
だから前の人達はパスしたのかも。
カム多めで我慢して登り、核心の頭のぶつかるマントリング。
マントル後、狭いところで立ち上がるのが実はすごく怖くて嫌い。
いつもリーチがあってズルいと言われるが、体がデカイと良いことばかりじゃないのよ(笑)
で、ここで痛恨のミス!
じわっと何とか立ち上がったあと、保険で足元にきめておいたカムを外すのを忘れていたのだ。
そのまま一段登ったところでロープがロックしちゃった。
カムががっちり決まる所がないのでロアーダウンもできないし、クライムダウンするのも嫌だ。
どうしようか考えながらロープを思い切り引っ張ったら少しづつ動いた。
なんとか登り切り、少しずつロープを引き上げてモッチーにフォローで登ってもらう。
ロープが重くて弛んでいてもわからないので、何度もロープアップのコールをしながら登ってもらう。
冷静に考えれば、ある程度引き上げた後、懸垂でスタックの原因のカムを回収、プルージックで登り返せばよかったなぁと。
たるみ気味のロープでセカンドでも怖かったと思う。
モッチーに悪いことしたわ。

最後の最後でトラブルがあったものの、ヤグラの上で登攀成功の喜びを噛みしめる!!
下においたザックを回収し、P1で14:00過ぎのランチタイム。
そのまま上に抜け、中道を使って下山するものの、あまりの渋滞に裏道に転進。
空いてる裏道をのんびり下って、16:00無事下山。
御在所岳 「前尾根」 2014_c0087773_2219276.jpg

やっぱり前尾根はイイ!
私のレベルでちょうどいい具合に楽しめる。
正直、左方カンテを経験した後で余裕を感じていたんだけど、最後にちゃんとお題を与えてくれるし(笑)
まだまだ登りたいバリエーションもあるし、これからも楽しめそうだ。
ただ、さすがに紅葉のベストシーズンに快晴が重なった今回、混雑するのは仕方がないか~。
by daisuke_youmei | 2014-10-27 22:35 | クライミング *
<< 秋の暴風雨キャンプ。 ページトップ 錫杖岳前衛壁・左方カンテ クラ... >>
The Original by Sun&Moon
ASPアクセス解析