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ファミリーキャンプ@立山・雷鳥沢キャンプ場
2014年 08月 18日 *
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お盆休みの8月14日・15日で、ファミキャンに行ってきました。

1歳5ヶ月でキャンプデビューして以来、年に2・3回のキャンプを経験してきた娘。
今回初めて「車では行けない」キャンプ場に連れていってみました。
場所は、立山の「雷鳥沢キャンプ場」です。
標高2277mという山岳地帯ながら、立山アルペンルートの利用で大人の足なら30分ほどでたどり着くことができます。

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8月14日~17日のお盆休み中、いづれか二日で計画していたものの、ちょうどこの期間だけ天気が悪い。
かなり迷いつつも、14日から15日の午前中は比較的天候が安定しそうなので決行する。

3:30に自宅を出発。
平日だから深夜割引を利用するため、4:00には高速に乗りたい。
そんな時に限って痛恨の忘れ物、取りに帰って3:58にギリギリ高速に滑りこむ。

6:30に立山駅に到着。
さすがに近くの駐車場は一杯で、橋を渡って左手の駐車場に案内される。
少し遅い時間なので、歩いている人は圧倒的に観光客が多い。
7:30のケーブルカーの切符が取れ、娘を起こし着替えさせる。
幼児は無料、大人二人の往復で8620円。
JAFの会員証提示で10%OFFらしいが出し忘れる・・・。

久しぶりのケーブルカー、娘は初乗車なのでワクワクしているようだ。
「美女平」では、ほとんど待ちなしで高原バスに乗り込む。
嫁さんのザックはギリギリ10kgを切っていたので、私だけ300円の荷物賃を払う。
夜寝られなくなるので、眠気に耐えながらバスに揺られる。(娘は爆睡)
GWにしか来たことのない嫁さんは雪の大壁がまだ見られると思っていたらしい・・・。
9時前にはバスターミナル到着。

ここでトラブル発生。
私のグレゴリーの70Lザックのショルダーベルトが根元からちぎれた!
しょうがないのでカラビナを利用して応急処置、バランスは悪いがなんとか担げるようにした。
短時間なのでなんとかなるだろう。
オマケに寝起きの娘の機嫌が悪い。
以前の乗鞍岳の件もあるので、体調が悪いのか眠いだけなのか慎重に探る。
結局、凍らせたゼリーを与えたら治る。

ようやくスタート。
視界はあるものの、立山連峰の上部はすっかりガスの中。
そして寒い。
娘にはカッパを着させ、手袋をはめた。

遊歩道を歩いていくとすぐに「みくりが池」に到着。
今回、娘ががんばって歩くように、娘用の地図を作ってみた。
これがなかなか効果的だったように思う。

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「みくりが池温泉」の前でちょっと休憩。
ここで「地獄谷」経由の分岐があるのだが、ガスが濃いため現在は通行止めらしい。
確かにかなり硫黄臭が強く、風向きによっては目がシバシバして咳き込むほど。
子供用にマスクがあるといいかも。
地図とゼリーで娘を釣りつつ、1時間強で「雷鳥沢キャンプ場」に到着。

ここで雨がぱらついてきた。
管理棟で受付を済ませ、急いでテントを設営する。
のんびりしたいので、キャンプ場の一番北西端に陣取ることにした。
テン場の埋まり具合は7~8割ほどだろうか。
お盆にしては空いている印象だが、天気のこともあるのでなんとも言えない。
ただ、今後撤収するパーティも結構いるようだ。
テントを張り終える頃には雨は上がった。

今回、昼食は途中の「みくりが池温泉」のレストランでとる計画だ。
再び雨が降るかもしれないので雨具だけもって、再び来た道を戻る。
さすがに娘は歩くのに飽きてきたようで、昼ごはんで釣っても「疲れた」を連発。
私もハラが減ってきたので、急な登りはオンブすることにした。

わざわざ「みくりが池温泉」まで戻ってきたのには訳がある。
ここの「ピザとビールのセット(1000円)」が目的なのだ。
この日は肌寒い上にたいして歩いていないけど、やっぱり山のビールは美味いのだ!

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再びテントに戻り、今度は温泉に出かける。
テン場から10分ほどの「雷鳥沢ヒュッテ」と「ロッジ立山連峰」では温泉に入れるのだ。
今回は「雷鳥沢ヒュッテ」の温泉に。
一人600円で、何時までか忘れたけど受付の時間指定がある。
私は特に温泉好きではないのでさっと入り、娘と嫁が上がるのを待つ間に二杯目の生ビールを…。
その後、夕食用に500mlの缶ビールを買ってテントに戻る。

ところで、いつもテン泊山行にもってい行くのはモンベルの「ステラリッジ2型」という山岳テントだ。
しかし、今回は普段オートキャンプで使用しているDUNLOPの「R526」というツーリングテントを持ち込んだ。
寝相の悪い娘&嫁と一緒ではとてもじゃなけど「ステラリッジ2型」では無理(笑)
これが正解で、時折雨のぱらつく天候ながらも快適に過ごすことができた。
下の写真のように、フライの入り口部がトレッキングポールと併用することでタープ代わりになるのも便利だ。
朝方にテントが半分につぶれるような突風が吹いたが、DAC製(多分)のジュラルミンポールは折れることなく耐えてくれた。
さすが山岳テントを手がけるDUNLOP製だなと思った。
ただ、高さが150cmと高い上に、側面が急角度に立ち上がった形状なので、これ以上強風の吹く場所は心配だけど。
仕舞い寸法は大き目ながら、重量は約5kgと意外に軽い。
そういえば、コールマンの大型のファミリーテントを持ち込んでた人がいた。
あと、テントの前室として、小型のタープを組み合わせている人もたくさんいた。

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晩ご飯まではとくにすることも無いのでキャンプ場周辺でのんびり過ごす。
すぐ横を流れる「浄土川(称名川)」の川原に降りてみたり。
娘は川に架かる橋が気に入ったらしく、何度も往復したがる。
頼むから落ちないでくれよ・・・。
基本的にはどんよりとガスのかかる空模様だったが、時折青空が覗き、すばらしい景観が楽しめた。

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晩ご飯は、シンプルにショートパスタにインスタントのソース、ソーセージにパン、そしてビール。
ランチからそれほど歩いていないので、おなかがすくかな?と心配してたけど、ペロリと平らげてしまった。

夕焼けも期待できないので早々に寝袋にもぐりこむ。
うつらうつらと眠りかけた頃、普段は一度寝たら絶対起きない嫁さんが突然起きだした。
どうも星がスゴイと周りの声が聞こえたらしい。
まさか、と外に出てみると、ガスがすっかり晴れて満天の星空が広がっている!
娘にも見せたかったが、起こすといろいろ大変なので、嫁と二人しばしの天体観測を楽しんだ。

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翌朝。
雨は降っていないが、南からの風が非常に強い。
昨夜の星空が嘘のように再び曇り空。
入り口を開けると風が舞い込んで飛ばされそうなので、フライを閉めたまま前室でお湯を沸かす。
メニューはアルファ米とインスタント味噌汁で簡単に。
天気予報によると、やはり午後からは荒れるようだ。
(山にはめっぽう弱いソフトバンクもここでは入る)
のんびりする間も無く、早々に撤収準備にかかる。
突風の合間をぬってテントをたたむ。

帰り道も風が強い。
ほとんど遊歩道なので、危険な箇所は無いものの、小さい娘は飛ばされそうだ。
降り出す前にバスターミナルに到着したいので、急な登りの箇所では娘を抱っこして急ぐ。
後ろに20kgのザック、前に15kgの娘はさすがにキツイが…。
前日以上に展望の利かない遊歩道を歩き、なんとか降る前にバスターミナルに到着。

時間が早いのですんなりバスに乗ることができた。
バスが走り出すと雨が降り出し、ケーブルカーに乗る頃には土砂降りになった。

今回の荷物は、70Lのグレゴリーの中に、テント・寝袋とエアマット二つ・自分の雨具・調理器具、救急キット、LEDランタン等。
ザックの外に娘用のリッジレストと食料を入れた18Lのサブザックをくくりつけ、計約20kg。
やはり水が不要な分、見た目の大きさにしては以外に軽かった。
防寒着、着替え等の衣類は嫁さんに持ってもらい、こっちは10kg弱。
これくらいの距離なら、私は25kg、嫁さん15kgはいけそうだ。
テン場でのんびりするのが目的なので、もう少し快適装備を加えてもいいかな?

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ずーっと泊まってみたかった「雷鳥沢キャンプ場」
想像にたがわず、すばらしいキャンプ場でした。
整備されたトイレ、豊富な水場、フラットな地面、近くには温泉とビール。
そして最高の景色・・・。
ぜひとも晴れた日に再び訪れたいと思います。
将来的には、ここをベースキャンプにして娘と一緒に立山三山を縦走したいなぁ。


by daisuke_youmei | 2014-08-18 23:23 | キャンプ *
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The Original by Sun&Moon
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