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岩登りと沢登り。 ~鬼ヶ牙東峰登攀編~
2012年 07月 17日 *
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7月1日に計画されつつも悪天のため中止になったM田さんの山行プランが再浮上。
鈴鹿の鬼ヶ牙でマルチピッチのクライミング、その後火照った体を石谷川でクールダウンというお得な(過酷な?)計画です。
というわけで、ようやく夏らしい猛暑となった三連休の最終日、一日で岩登りと沢登りを楽しんできました。

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やたらと蒸し暑い早朝4:00に鯖江を出発します。
途中みれさんをピックアップし、7時前には鬼ヶ牙の麓、石水渓へ到着。
酷暑が予想されるため、午前中には鬼ヶ牙はやっつけておきたいところです。

ちなみに「鬼ヶ牙(おにがきば)」とは三重県亀山市にある岩がちな488mの山。
地形図にこそ名前は載ってませんが、立派な登山道がつけられているみたいです。
M田さんが以前から気になっていたらしく、昨年はカクレ谷という沢経由で登ったそう。
そして今年は鬼ヶ牙東峰へと延びる岩稜登攀を計画、今回そのプランに同行させてもらった訳です。

さて、web上の情報では、1ピッチ目はスラブで、取り付きまでは車道から3分程とのこと。
3分ならアレしかないだろうと、遠目にはコンクリート吹き付けの法面にしか見えない岩壁を目指します。
が、岩壁の基部に到着するも、支点らしきものは見当たらない・・・。
情報だとスラブにはある程度整備された支点があるはずなんですが。
見渡してもスラブなんて他に見えないし、やっぱりココしかないよね?
とりあえず少し登ってみようと、シューズを替えロープを結びM田さんリードで登攀開始。
(ちなみに今回、冬に購入したTC PROの実戦デビューでもあります)
結局途中の潅木に一点だけ気持ち程度のランナーを施し、50Mロープいっぱい1ピッチでスラブは終了。
M田さん、ほとんど歩くようにスタスタと登っていくので、ロープ残のコールを忘れてしまった・・・。反省。
続いてみれさん、私も問題なく登り切りますが、やはりボルトもハーケンも見当たりません。
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と、ココで間違いに気づきました。
登り切った裏側を見下ろすと、そっち側も岩壁になっているのです。
どうやらそっちが正解のスラブのようです(泣)
降りて登り返すのも面倒なので、今回はこのまま継続することにしました。
(※後で車で見に行くと間違いなくスラブがありました。
私たちは滋賀側から峠を越えて来たために、最初に違う岩壁を見てしまったようです。
三重側から来たら迷うことは無いかもしれないです)

ここからは潅木が多い尾根を登って行きます。
M田さんが登りやすいところを探しながら、短めにピッチを切って登り進みます。
所々、落石防止のためにコンクリートや太いワイヤーで岩が補強してありました。
3ピッチほど登ったあと、一旦ロープを片付けてちょっと樹林帯を歩くと、ぱっと視界が開けました。
ようやくwebの画像で見覚えのある石塔状のピークが現れました(トップの写真)
ほっとして、この石塔の基部でちょっと休憩。
みれさんの差し入れの凍らせたオレンジと、吹き抜ける風と、見晴らしの良い景色で気持ちをリフレッシュ。
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ここからは潅木も減り、2ピッチの高度感のある岩稜登攀が楽しめる(?)ようですが・・・。
M田さんリードで、まずは目前の石塔を登ります。
途中から左側を巻いて、裏側から回ると石塔のてっぺんに立てます。

次のピッチは更に高度感のあるリッジでした。
両側がスッパリ切れ落ちているのと、岩が風化しているのが恐ろしい。
もちろんM田さんリード。

2ピッチともムーブ的には難しいところは無いのですが・・・。
高度感と、なによりぼろぼろの岩が恐ろしい!
花崗岩なので基本的にフリクションはいいのですが、風化したところに乗り込むと表面が崩れて突然ズルっと行きます。
ビビって上体を被せると余計滑るので、頑張って起こして登らないといけません。
今の私にはとてもリードで登る勇気はないです。
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でもなにより一番怖かったのが、ピッチの繋ぎの数m。
まあ、数歩だけ歩くようなところなんで確保無しなんですが、両側が切れ落ちた幅数十cmの岩の上を歩くのはかなりドキドキ。
おまけに足を置くところに風化した岩の屑がたまっていたりしてね。
M田さんは慣れと言いますが、果たして慣れるのでしょうか。
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後は靴を履き替え、なんとなく踏み後のある樹林帯の急登を詰めていくと、鬼ヶ牙東峰に到着です。
東峰までは結構な人が来ているようで、ここからの登山道はしっかりしていました。
その後、南峰、本峰を踏んで下山、12時少し前でした。
下の写真は下山中に撮ったもの。
スカイラインが登ってきた尾根です。
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標高500m弱と低い山ながら、相当濃い登山を体験できました。
山の面白さは高さだけでは評価できないと身をもって知ることができましたね。
ひょっとしてリードできそうなピッチあるかな?なんて考えていましたがちょっと甘かったです。
単に登る能力だけでなく、メンタル面も含めていろんな要素がまだまだだな~と感じました。

石谷川遡行編に続く。


※追記
今回、イマイチ高度感のある写真が撮れなかったな~と思ってたら、みれさんが良い写真を送ってくれました。
最終ピッチ、風化した岩のリッジを登る私です。
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ありがとうございます!
by daisuke_youmei | 2012-07-17 23:14 | クライミング | Comments(4) *
Commented by オプロ at 2012-07-19 08:49 x
うおお 最後の写真 こえぇぇぇ ってか他の写真も雑誌に載るような写真で素敵やけども
俺は、この前の釣行で一眼でも携帯でも変わらないってのが分かってショックを受けてます 
Commented by koij at 2012-07-19 18:20 x
おう。高度感あるねぇ。胸の奥がきゅ~んとしそう。
標高低くて、暑かったことでしょう。
来年は参加できるよう、グルにお願いしときます。
Commented by ヨウメイ at 2012-07-19 20:56 x
>オプロさん
こうやって見ると結構スゴイとこでしょ。
ジムでのボルダリングからこういったことまで、クライミングってホント幅広いです!

ここ最近の写真はほとんど防水コンデジです。
光がいい具合に入れば、コンデジでも良い写真撮れる時ありますよね。
最近の携帯は画質良いですが、操作のレスポンス考えると、防水コンデジはかなり使えますよ!
一眼レフの中古レンズ一本分の値段もしないですから、どうです!?
Commented by ヨウメイ at 2012-07-19 21:02 x
>kojiさん
胸の奥がきゅ~んとして、いろいろ分泌されます~。
kojiさんはこういう冒険的なクライミング、多分好きだと思いますよ。

稜線上は風が抜けてなかなか気持ちよかったです。
でも最初のスラブがスゴク蒸し暑くて、M田さんがダメかもと思ったらしいです(笑)

来年はぜひ!
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