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川をたどるシリーズ ~狐川サイクリング~
2017年 06月 05日 *
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6月3日(土) 

朝からどうもはっきりしない空模様。
昼からは回復しそうなので、また川沿いをサイクリングしてきた。
今回走ってきたのは、福井市の市街地を流れる「狐川(きつねがわ)」だ。

※※※

足羽川沿いの某所に駐車し、30分ほどサイクリングして「狐川」の起点に向かう。
どうやら「羽水高校」付近が起点らしい。
どうでもいいけどヨメさんの母校だ。

グランド脇の用水路を辿って行くと、起点の標識を発見。【写真】【地図
以前の「荒川」の時にも建っていたが、一級河川にはすべて建っているのだろうか?
なぜか白い木製の杭で、結構ボロっちいんだよね。

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ただの用水路にしか見えない流れをたどり、西へ向かう。
やがて北陸本線「越前花堂」駅のホーム下へと流れてゆく。【写真】【地図
人間は行き止まり、北側にある跨線橋を利用して回り込んだ。

さらに「福鉄」と「フェニックス通り(県道229号線)」の下をくぐり、どんどん西へ進む。【写真】【地図

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「八幡山」の南側、「西谷町」の住宅地を流れていく。
こんな街中の住宅地なのに、堤防上には未舗装区間が残されているのが面白い。【写真】【地図

この付近、人工的な真っ直ぐの河道だが、川底は蛇行した水路になっている。【写真
後で見つけた看板によると、自然環境を復元するためのシカケらしい。【写真
コンクリートで固めまくってきた日本の河川、やはり色々と問題が出てきたんだろうね。

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「兎越山」の裾野を巻き、流れは徐々に北へと向きを変える。
スーパーの裏手に細い通路を発見。【写真】【地図
こんな場所を走るのもサイクリングの楽しみの一つ。

正直、清流とは言い難い水質だけど、川べりに集まり何やら企んでるガキンチョの姿も。
切り立ったコンクリートの護岸は危なっかしいが、やっぱり子供は川で遊ぶものだと思う。

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「渕町」交差点付近で流れは大きく西に向きを替え、またすぐに北へと戻る。
「福井運動公園」の西側を流れてゆく。【写真】【地図

先ほどの復元整備のおかげだろうか、この付近の河岸には灌木が生い茂っている。
水面をのんびり泳ぐカルガモの親子を見ることができた。【写真

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「狐橋」を越えると、再び流れは大きく向きを変え、北西へと進む。
一気に川幅も広がり、雰囲気が一変する。【写真】【地図

左岸の立派な二車線道路を走り、「あじさい橋」を越えると、行き止まりの標識が。
車止めからヤブっぽい堤防上を進んでゆくと「狐川樋門」が現れた。
ここで「日野川」へと合流、「狐川」の終点となる。【TOP写真】【地図

堤防上の路面には「狐ひ」の巨大な文字が。【写真
「狐川・日野川」の意味なのか、「狐川樋門(ひもん)」の意味なのか?

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今回のサイクリング、ここがゴールでは無い。(むしろここからが本題)
現在「日野川」へ合流する「狐川」だが、実はかつては「足羽川」へと流れ込んでいたそうだ。
どうゆうこと?だが、このコトを説明する。

下は昭和41年に撮影された航空写真だ。
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「狐橋」の北東に広大な埋立地があるのがわかるだろうか。
実はココ、かつて「足羽川」だった場所だ。
つまり「狐橋」下流の現在の「狐川」はかつての「足羽川」であり、現在の「足羽川」合流点付近は人工的な河道なのだ。
「狐橋」から一気に川幅が広がり、雰囲気が一変した理由はこういう訳である。

一旦「狐橋」に戻ろう。
ちょっとわかりにくいけど【パノラマ写真】を撮ってみた。【地図
南から流れて来た河道は大きく向きを変え、曲り角の北東部は埋め立てた感が隠しきれていない。
始点から辿ってくると良くわかるが、あきらかに不自然だ。

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下は平成16年撮影の航空写真と同エリアの地形図。
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住宅の並びと道路の線形から、かつての流れの面影がつかめると思う。
以前からこのエリアを走ると方向感覚が狂う気がしていたのだが、カーブする道路のせいだったんだね。

昭和43年の福井国体に向けて建設された「福井運動公園」を契機に、この近辺が大きく開発されたそうだ。
昭和40年代前半と言えば、いわゆる「いざなぎ景気」真っ只中。
なんとなく、イケイケドンドンで開発されていった「雑さ」を感じてしまうのは気のせいだろうか。
昭和30年代後半に撮影された航空写真を見ると、この一帯は見渡すかぎりの田園地帯だった。

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かつての「足羽川」に思いを馳せながら「公園通り」を走り、現在の「足羽川」へ。
駅前で「今川焼き」を買って、河川敷でコーヒーブレイク。
あとは「足羽川」沿いを流しながら駐車地点へと戻った。


by daisuke_youmei | 2017-06-05 19:51 | 自転車 | Comments(2) *
Commented by YAMA at 2017-06-06 07:26 x
川をたどるシリーズは狐川ですか!
よく調べられましたね。上杉喜寿氏の河川のルーツにも、
狐川の説明はなかったみたい。河川の直線化が進んで
足羽川の一部が狐川になったとは! 

また続きあるのかな?(笑)
Commented by ヨウメイ at 2017-06-06 20:36 x
>YAMAさん
いつも読んでいただいてありがとうございます(笑)

この狐川の件は以前たまたま知ってずっと気になっていたところなんですよ。
50年ほど前のことなのでなんとなく痕跡が感じられて面白かったです。
河川のルーツにはなぜか狐川は取り上げられてませんね!

足羽川にはもう一つ気になるポイントがあるので、またいずれ調査に行ってきます!
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The Original by Sun&Moon
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