春山スキーのヘルメット考察。
2017年 04月 05日
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近年は山スキー・スノーボード時にヘルメットを被っている人の方が多い。
私も、bernの「WATTS」と言うモデルを気に入って使っています。
しかしこのヘルメット、ルックスとかぶり心地は好みだけど、なんせ重いし暑いんですよね…。
特に暑いのはいかんともしがたく、春山シーズンには正直被る気にならない。
と言うわけで、数年前から春に使えるヘルメットを探していたんです。
※※
私の近辺のヘルメット事情は、①スキー・スノーボード用、②登山用、③自転車用ってところかな。
①スキー・スノーボード用
当然専用品なので、転倒時の安全性は十分考えられていると思う。
ゴーグルとの相性も考慮されているし、被ったルックスも一番様になる。
ただ上に書いたとおり、基本的にハイシーズンに対応しているので春山には暑いのだ。
ベンチレーション用の穴があっても申し訳程度のものが多い。
そして軽量モデルもあるが、比較的重量も重め。
手持ちのbernの「WATTS」XXLサイズで実測498g(耳あて抜き)
軽量モデルと謳っているK2の「ROUTE」で320gらしい(サイズは不明)
そもそも重さは明記していないものが多く、ゲレンデユースを想定したものがほとんどなんだと思う。
②登山用
近年の山メットブーム(?)の影響でデザインやカラーも豊富になってきた。
私のもってるグリベル「サラマンダー」で重量は実測372g。
ベンチレーションもほとんど無いので通気性は悪い。
こういう昔ながらの山メットは基本的には落下物に対応するものらしく、緩衝材は頭頂部中心に配されている。
「サラマンダー」は頭頂部のみ発泡スチロールの緩衝材、周辺はスペースを埋めるウレタンパッドのみだ。
モデルによっては、転倒時にぶつけやすい部分の保護力が弱いかも。
ただ春山は落石の可能性も増えてくるので、そのために登行中も被るってのはアリかもしれない。
最近増えた穴あき超軽量タイプは、落下物というよりスポートクライミングの墜落用なのかな。
例えば、ブラックダイヤモンド「ベイパー」は、サイズM/Lで199g!
用途を考えるといろんな方向からの衝撃に対応しているのかも。
③自転車用
軽さと通気性では圧倒的に優れているだろうね。
例えば、OGKカブトの中堅モデル「ステアー」のL/XLサイズで235g。
軽さももちろん、空気の流れが計算されているので通気性はばっちりだと思う。
しかし、自転車に乗るときでもこういうレーシーなデザインは避けている。
(普段着でもなるべく違和感が無いように、LAZER Bladeという地味なモデルを愛用中)
個人的には、スキーで使うのはルックス的に無しかな…。
(もちろんサイクルジャージ姿で速そうなロードバイクにまたがっている時ならカッコいいと思うが)
そこで自転車用の中でも、レーシーなロード用は避けて、MTB用とシティ用に目を向けてみた。
すると、重量や通気性では多少劣るものの、結構好みのデザインがたくさん見つかった。
特にシティ用はカジュアルなデザインが多く、価格も比較的リーズナブル。
※※
上記を踏まえて、最終的に候補に残ったのがこの二点。
・ABUS「HYBAN」
・OGK KABUTO「FM-8」
とりあえず、デザインがより好みなABUS「HYBAN」を中古で購入してみた。
現物を見たことが無いので、サイズ合わせのつもりだ。
しかし、残念ながら私の頭には合わなかった…。
オマケに通気性は良さそうだが、意外に重い。(実測393g)
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と言うわけで、第二候補のOGK KABUTO「FM-8」のマットブラックを購入した。
定価は9,180円(税込)のところ、実売6,896円(税込)とかなりリーズナブル。
フィット感は、さすがニッポンのOGKだけあって申し分ない。
重量は実測319gとそこそこ軽量だ。(バイザー込み)
通気性も、先日の三方崩山の時は寒いくらいで、中に帽子をかぶって対応した。
今まで登り返しの時はいちいち脱いで収納していたが、これなら被ったままでも涼しそうだ。
何よりこのモデルの売りである「後頭部までしっかりガード」するデザインが良い。
コレを見ていると、一般的なロード用の後ろが切れ上がった形状には(プロテクション的に)疑問をもってしまう。
あと、私は春にはサングラスしか使用しないが、ゴーグルとの相性も悪くないようだ。
先日撮ってもらった動画から切り出した画像だが、ぱっと見はスキー用に見えないだろうか?
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オフシーズンにはMTBにも使用するつもりなので、なかなか良い買い物ができたかな。
このヘルメット、先日の山行時に意外に好評(?)だったので、気を良くして記事にしてみました。
カラーも豊富なので、春スキー用を探している人がいたら候補の一つにどうでしょうか?
他にも各メーカーのMTB・シティ用で見てみるとなかなか面白いものがありますよ。
私も、bernの「WATTS」と言うモデルを気に入って使っています。
しかしこのヘルメット、ルックスとかぶり心地は好みだけど、なんせ重いし暑いんですよね…。
特に暑いのはいかんともしがたく、春山シーズンには正直被る気にならない。
と言うわけで、数年前から春に使えるヘルメットを探していたんです。
※※
私の近辺のヘルメット事情は、①スキー・スノーボード用、②登山用、③自転車用ってところかな。
①スキー・スノーボード用
当然専用品なので、転倒時の安全性は十分考えられていると思う。
ゴーグルとの相性も考慮されているし、被ったルックスも一番様になる。
ただ上に書いたとおり、基本的にハイシーズンに対応しているので春山には暑いのだ。
ベンチレーション用の穴があっても申し訳程度のものが多い。
そして軽量モデルもあるが、比較的重量も重め。
手持ちのbernの「WATTS」XXLサイズで実測498g(耳あて抜き)
軽量モデルと謳っているK2の「ROUTE」で320gらしい(サイズは不明)
そもそも重さは明記していないものが多く、ゲレンデユースを想定したものがほとんどなんだと思う。
②登山用
近年の山メットブーム(?)の影響でデザインやカラーも豊富になってきた。
私のもってるグリベル「サラマンダー」で重量は実測372g。
ベンチレーションもほとんど無いので通気性は悪い。
こういう昔ながらの山メットは基本的には落下物に対応するものらしく、緩衝材は頭頂部中心に配されている。
「サラマンダー」は頭頂部のみ発泡スチロールの緩衝材、周辺はスペースを埋めるウレタンパッドのみだ。
モデルによっては、転倒時にぶつけやすい部分の保護力が弱いかも。
ただ春山は落石の可能性も増えてくるので、そのために登行中も被るってのはアリかもしれない。
最近増えた穴あき超軽量タイプは、落下物というよりスポートクライミングの墜落用なのかな。
例えば、ブラックダイヤモンド「ベイパー」は、サイズM/Lで199g!
用途を考えるといろんな方向からの衝撃に対応しているのかも。
③自転車用
軽さと通気性では圧倒的に優れているだろうね。
例えば、OGKカブトの中堅モデル「ステアー」のL/XLサイズで235g。
軽さももちろん、空気の流れが計算されているので通気性はばっちりだと思う。
しかし、自転車に乗るときでもこういうレーシーなデザインは避けている。
(普段着でもなるべく違和感が無いように、LAZER Bladeという地味なモデルを愛用中)
個人的には、スキーで使うのはルックス的に無しかな…。
(もちろんサイクルジャージ姿で速そうなロードバイクにまたがっている時ならカッコいいと思うが)
そこで自転車用の中でも、レーシーなロード用は避けて、MTB用とシティ用に目を向けてみた。
すると、重量や通気性では多少劣るものの、結構好みのデザインがたくさん見つかった。
特にシティ用はカジュアルなデザインが多く、価格も比較的リーズナブル。
※※
上記を踏まえて、最終的に候補に残ったのがこの二点。
・OGK KABUTO「FM-8」
とりあえず、デザインがより好みなABUS「HYBAN」を中古で購入してみた。
現物を見たことが無いので、サイズ合わせのつもりだ。
しかし、残念ながら私の頭には合わなかった…。
オマケに通気性は良さそうだが、意外に重い。(実測393g)
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と言うわけで、第二候補のOGK KABUTO「FM-8」のマットブラックを購入した。
定価は9,180円(税込)のところ、実売6,896円(税込)とかなりリーズナブル。
フィット感は、さすがニッポンのOGKだけあって申し分ない。
重量は実測319gとそこそこ軽量だ。(バイザー込み)
通気性も、先日の三方崩山の時は寒いくらいで、中に帽子をかぶって対応した。
今まで登り返しの時はいちいち脱いで収納していたが、これなら被ったままでも涼しそうだ。
何よりこのモデルの売りである「後頭部までしっかりガード」するデザインが良い。
コレを見ていると、一般的なロード用の後ろが切れ上がった形状には(プロテクション的に)疑問をもってしまう。
あと、私は春にはサングラスしか使用しないが、ゴーグルとの相性も悪くないようだ。
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オフシーズンにはMTBにも使用するつもりなので、なかなか良い買い物ができたかな。
このヘルメット、先日の山行時に意外に好評(?)だったので、気を良くして記事にしてみました。
カラーも豊富なので、春スキー用を探している人がいたら候補の一つにどうでしょうか?
他にも各メーカーのMTB・シティ用で見てみるとなかなか面白いものがありますよ。
by daisuke_youmei
| 2017-04-05 20:07
| 山道具
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