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テレマークの新しい魅力を見つけた?
2016年 04月 28日 *
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先日の白山でスキーシーズンはお終い。
あえて書くまでもないが、本当に雪の少ないシーズンだった。
ゲレンデの営業日も短かったし、県内の山は軒並み藪で酷かった。

なにかと厳しい年だったけど、一点だけ良かったことがあった。
積雪が少ないお陰で、ゲレンデも山も地形がガンガンに出ていたことだ。
フラットなはずの斜面はうねり、壁は切り立っていた。

で、テレマークも少し余裕ができてきたので、そんな「壁」に当て込んでみると…。
お!新鮮。すごく楽しい!
一気にテレマークでの「壁遊び」のトリコになってしまった。

昔からスノーボーダーと滑ることが多かったので、スキーで壁やバンクで遊ぶことは日常的だった。
だけど正直な所、アルペンスキーではそこまで「壁遊び」が楽しいとは思えなかったんだよね。
どうしてスノーボーダー達はあそこまで執拗に「壁」を攻め続けるのか?実はちょっと謎だった。

しかし、テレマークで滑っていると、そんな気持ちがわかる気がしてくる。
うまく説明できないけど、不安定だからこその楽しさというのだろうか。
前後に荷重点を持ち、一本の板のように扱うってところにスノーボードとの共通点があるのかな?
ひょっとすると、これは左右に安定感のあるアルペンスキーでは味わいにくい感覚なのかもしれない。

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と言うわけで、シーズン終盤には、バックカントリーでも地形を意識してみた。



とても洗練されているとは言いがたいが、昨年には見られなかった動きだと思う。
楽しみ方が変わると、欲しくなるのが新しい板(笑)
いつものセミダブルキャンバーの「MADSHUS Annum」だと、どうも引っかかる感じがするんだよね。
(スパッと切り替えるようなターンには調子いいんだけど)

前置きが長くなったが、そんな理由で購入したのが「Voile Vector BC」なのだ。
太さはもちろんのこと、キモはノーズのロッカー、いい感じで反っている。
いかにも立体的な地形の変化をスムーズに乗り越えてくれそうだ。

実は、上の動画のワンカット目だけは「Annum」での滑り。
どうも無意識に切り替えでステップを踏んじゃうし、バンクで刺さらないか躊躇しちゃってる。
その後は板を替えただけで、ゲレ練はしていないけど、切り替えがスムーズに見えるし、実際滑っていて気持ちがいい。
(もっとも、Sarcの久我さんはAnnum&3ピンで見事な当て込みを見せてくれたが。要は技術次第ではあるか…。)

180cmで121-96-110のノーズロッカー。
今どき、同じようなディメンジョンの板はゴマンとあるが、これの特殊な所はステップソールな所。
私はステップソールを活かすためにテレマークを始めたので、今はまだ譲れないポイント。
そんなニッチな板を「Voile」は太さ違いで3種類も出している!(おまけに長さによって3サイズも違う)

シーズンも終わりかけに大きな出費をしてしまったが、コレは買って正解だった。
こういった、唯一無二なプロダクトは魅力的だよね。

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上でも書いているが、私がテレマークを始めた理由はステップソールでの「滑り」と「歩き」のシームレス化。
それにプラスして、新たなテレマークの魅力を発見することができた。
今シーズンはこのことが一番の収穫だった気がするので、シーズンの終わりにあえて書き留めておいた。
これで心置きなくスキーシーズンをシメることができそうだ。
by daisuke_youmei | 2016-04-28 19:59 | スキー *
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