極楽!小梨平で避暑キャンプ。
2015年 08月 17日
*
▽
昨年のお盆は「立山・雷鳥沢キャンプ場」に行きましたが、今年の避暑キャンプは「上高地」へ。
晴れ予報の8月15日・16日で、バスターミナルから徒歩10分の「森のリゾート小梨」に行ってきました。
-----
5:50自宅発
「ひるがの」の渋滞もなく、通い慣れた道を走って、順調に9:30「あかんだな駐車場」へ。
往復きっぷを購入し、満席になったら発車する臨時バスに乗車。
バス会社の所有する一番古いバスらしく、「釜トンネル」の急坂が苦しそうだ。
10:30バスターミナル到着。
観光客に混じって10分ほど歩くと、早くもキャンプ場内に入る。
案内表示をたどって、受付を探す。
「河童橋~明神」間のメイン通りから少し川方面に入ったところに、受付事務所と売店が向かい合わせに建っていた。
なんども訪れている上高地だが、この建物の存在は気づいていなかった。
売店は食材や飲み物、雑貨類が豊富に置いてあり、値段もお手頃。
受付の建物には風呂も完備されている。
キャンプ場の利用料金は一人800円で、5歳の娘は無料だった。
受付を済ませ、川で遊びたがる娘をなだめすかせながらテントを張るところを探す。
川沿いで木陰、なおかつ売店・トイレとも比較的近い良い場所を、ちょうど撤収する人に譲ってもらえた。
なにより素晴らしいのは、正面にバーンとそびえる穂高連峰の絶景!!
下地が少し湿っているので、敷板(一泊250円/枚)を二枚借りた。
しかし二枚並べても、ステラリッジ4型のフロアより一回り小さく、どうにも収まりが悪い。
仕方が無いので、下に敷くのは諦めて、テントの前と横にウッドデッキ風に置いてみた。
これはこれで正解で、荷物置きや靴の履き替え、昼寝にと大変役に立った。
テントを張り終えるころには、もうお昼時。
今回は夕食しか準備していないので、観光客でごった返す「河童橋食堂」で昼食とした。
とりあえず(山小屋より高い?)一杯800円の生ビールで乾杯!
食事も観光地価格で、今回一番お金を使ったのはココかも…。
一階の土産物屋で日本酒の試飲をして、缶ビールとジュースを買ってテントに戻る。(プレモル350ml 270円)
ビールはテント目前の「梓川」で冷やせるのだ。
さて、娘は待望の川遊び。
足をつけると痛いほど冷たい!
河原で、石を川に投げ込んだり、積んだりといったことが楽しいみたい。
私が子供の頃は、近所の川も砂利の河原だったが、今はコンクリートばかり。
田舎住まいとはいえ、なかなか川で遊ぶ機会は無いので貴重な体験なのだ。
特に「梓川」は、自分の名前の由来なので、この川に触れること自体が嬉しいようだ。
そんな姿を見ると、親としても嬉しく思う。
川遊びが終わると、ヨメさんと娘は風呂に行くというので、私は「ウッドデッキ風敷板」にリッジレストを広げて横になる。
日射があるとさすがに暑いが、木陰に入ると半袖短パンだと少し肌寒いくらい。
ビールをチビチビ飲みながら目前の絶景を眺めていると、なんとも極楽気分だ。
思わずウトウトとしてしまう…。
夕方になると穂高の稜線にはガスがかかりだした。
そろそろ夕食の準備にかかろう。
この日のメニューはカレーとナン。
ルーはレトルトだが、ナンは粉を捏ねて作るらしい。
フライパンで焼いたナンはなかなか美味く、あっという間に平らげてしまった。
ルーが余っているのでアルファ米を戻し、カレーライスにして食べた。
夕食後、辺りは早々に暗くなってきたので、私も風呂に入った。
結構キレイな風呂で、大人は600円。
爽やかな気候で、たいして汗をかいていないが、やはりさっぱりとした。
もう、すっかり日は沈んでしまった。
夜の「河童橋」なんて見たこと無いので、ヘッデンを付けて散歩に出かける。
「上高地」に泊まった人だけが見れる特典かも。
「五千尺ホテル」の窓からもれる明かりがいい雰囲気だ。
橋の上から「岳沢」を望むと、昨年行った「岳沢小屋」の明かりがポツンと見えた。
テントに戻り、しばらくトランプをして20時頃には就寝。
入り口を閉めると若干暑く、寝袋のファスナーを開き、掛け布団にして寝た。
隣のアジア系外国人のグループが夜遅くまでうるさかった…。
2時頃、ダウンシュラフにオネショをされると大変なので、娘を起こして3人でトイレに行った。
夕方かかっていたガスはすっかり晴れ、満点の星空。
しかし眠気が勝る娘は「あっ!」と言っただけでテントに戻り、ヨメさんもコンタクトを外しているので何も見えないと言う…。
ダウンジャケットを着込んで、一人寂しく天体観測をした。
翌朝。
早朝に山に立つ人も多いので、4時半頃には辺りが騒がしい。
私も5時過ぎには起きて周辺の散策に出かけた。
もちろんヨメさんと娘は起きる気配なし。
「梓川」沿いを歩いて「河童橋」までゆっくりと歩く。
すでに土産物屋は開いていたので、ポケットの小銭でホットコーヒーを買い、まだ人もまばらな橋の上でのんびりする。
下流側に目を向けると、「焼岳」はすっかり朝日に照らされ輝いている。
反対の上流側の穂高の峰は、まさに今から日が当たるところだ。
モルゲンロートと言うには赤さが無いが、徐々に変化していく山の様子はドラマチック。
テントに戻ると6:30。
7時から開く「小梨平食堂」で朝食をとるので、そろそろ娘たちを起こす。
洋食定食と和食定食、うどんをそれぞれ食べた。
のんびり撤収準備にとりかかる。
テントを張っている場所は日陰なので、日向にテントと寝袋を干す。
この作業が出来るかどうかで、帰宅後の片付けの手間が大きく違うのだ。
ここもモンベルのテントの比率が高く、干したテントを取り間違えないように…。
片付けの合間に、また河原で遊んだりして、10:45のバスに乗った。
「平湯民俗館」で昼食をとり、茶色い露天風呂に入って、蒸し暑い現実世界に帰った。
昔から一度泊まってみたかった今回のキャンプ場。
ようやく念願が叶いました!
歩く距離はたかがしれているので、バス内で迷惑がかからないように気をつければ、それなりに快適装備も持っていけます。
レンタル品も充実しているので、それを利用するのも手でしょう。
それなりに人はいますが、広い場内に散らばっているのであまり気になりません。
お盆中でこれなので、時期をずらせばかなり静かなのでは?
もっとも、秋になると朝晩はかなり冷え込むと思うので、装備もそれなりになりますが…。
とにかく、国内屈指の観光地の中にプライベートスペースをキープできる優越感はなかなかのもの(笑)
天気の良し悪しの差はありますが、雷鳥沢キャンプ場よりこっちの方が良かったですね。
正直マンネリ気味だった上高地ですが、新たな魅力を感じることができました。
想像以上に素晴らしいキャンプ場で、すでに次はいつ行こうと話をしています。
by daisuke_youmei
| 2015-08-17 20:15
| キャンプ
* △