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アルペンブーツが欲しい。
2015年 03月 06日 *
最近はテレテレ言ってるけど、実はアルペン用のブーツも新調したい。
ハイシーズンの週末の大部分はゲレンデで、さらにその大半はアルペンで滑ってるからね。

という訳で、以下にどんなブーツが欲しいのかまとめてみた。
ブログにアップしておいてなんだけど、個人的な話なんで読んでもらっても面白いものじゃないかも?




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手持ちのアルペンブーツ①
娘にスキーを教えるつもりだったけど、自分の基本技術のあやふやさに愕然としちゃった。
で、「一緒に基本からやり直おそう!」と、この前入門向けのツインチップスキーを衝動買いした。
ディナスターの「SERIAL」って板で、センター80mmのノーマルキャンバー、旧モデルだけどビンディング付きで24800円。
なんの変哲もないベーシックなスキーだけど、これで滑りはもちろん、ちょっとしたジャンプも含め一からやり直そうかなと。

ビンディングはもちろんゲレンデ用なんで、以前に使っていたサロモンのゲレンデブーツをひっぱり出してきた。
しかしこのブーツ、いつ買ったか覚えていないくらいのシロモノ。
結婚前は間違いないから、もう10年位経ってるかも…。
さすがに経年劣化が不安だ。

手持ちのアルペンブーツ②
一方山スキー用の兼用靴は、先輩から譲って頂いたブラックダイヤモンドの「メソッド」ってモデル。
結構ボロボロになってきたし、シェル出しやインナーを新調したりといろいろいじったけど、小指が当たってどうも痛い。
これもほんとは買い換えたい。
快適なテレブーツから履き替えると、性能がどうこうよりアタリが不快なんだな。

できる限り山にはテレで行きたいが、先日の銀杏峰みたいにアルペンで行くこともある。
私のテレ技術で不安があるときには、安全のためにもアルペンをチョイスしたいと思っている。

というわけで、①と②を兼用できるブーツが欲しいのだ。

ここで問題なのが、手持ちのスキーにテックビンが付いたセットがあるということ。
テックビン対応のブーツはゲレンデビンには装着できないし、逆もまた然り。
やはりいろいろと面倒なので、ここはひとまずテックビンは忘れてみようと思う。
山スキー的には今や主流のテックビン、メリットも当然理解できるが、私のスキーライフとはどうも相性が悪い。
あと、ロングツアーはテレで行くつもりなので、ブーツ重量もある程度は無視する。

そうなると、スキーブランドのハイクモード付きDIN規格ソール(つまり普通のソール)のブーツが候補に挙がってきた。
いわゆる「フリーライド系」というのかな?(フリースタイル系とはまた別だ)
近年、山系ブランドじゃなくて、スキーブランドのその手のブーツが充実してきたみたいなんだよね。

山用は「ロシニョールS3+マーカーTOUR F12」、ゲレンデ用は上記の「ディナスターSERIAL+ゲレンデビン」とシンプルになる。
「S3」はオールラウンドスキーだし、ゲレンデでは基本からやり直すのでファットには乗らない(というかファットに少し飽きた)

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と上記の条件を踏まえ、具体的なモデルを挙げてみる。
あまり硬いブーツはいらないので、シェル硬度は100前後のものだけをピックアップした。

サロモン。
以前履いていて、足に合ってたのでブランドの印象は良い。
ハイクモードがあるのは「QUEST」シリーズで、さらに「MAX」「PRO」「ACCESS」と細分化されている。
QUEST MAX 110 ¥78,840(税込定価)¥51,200(ネット参考価格)2128g(26.5cm) ラスト98/104mm
QUEST PRO 110 ¥68,040(税込定価)¥46,820(ネット参考価格)1980g(26.5cm) ラスト100/106mm
QUEST PRO 90 ¥62,640(税込定価)¥43,500(ネット参考価格)1928g(26.5cm) ラスト100mm
QUEST ACCESS 90 ¥62,640(税込定価)¥41,040(ネット参考価格)1928g(26.5cm) ラスト104mm
ラインナップが多いのでわかりにくいが、細かくスペックを比較していくとけっこう違いがある。
簡単に書くと、滑り重視の「MAX」と少し歩き寄りの「PRO」ってことか。
「PRO」でも110と90では「360°カスタムシェル」の有り無しに注意。
ラストが100/106mmと幅があるのは、この「360°カスタムシェル」の調整範囲ってことなのかな。
「ACCESS」は、BCユースっていうより、昔からのコンフォート系のウォークモードってイメージか?
一応、テックビン対応の別売ソールあり。

次はアトミック。
「WAYMAKER」シリーズ。
WAYMAKER CARBON 110 ¥70,200(税込定価)¥49,100(ネット参考価格)2160g(26.5cm)ラスト101mm
WAYMAKER 90 ¥54,000(税込定価)¥37,800(ネット参考価格)2110g(26.5cm)ラスト101mm
サロモンより少し重め。
ハイクモードは前後35度動くとのことで、スキーブランドとしてはがんばっている。
「LIVE FIT」ってのが、アタリに悩んでる身には気になるテクノロジー。
テックビン対応の別売ソールあり。

K2
「PINNACLE」シリーズ。
PINNACLE 110 ¥72,900(ネット参考価格)重量不明 ラスト100mm HV102mm
PINNACLE 100 なんかいろいろ不明。そもそも国内で売ってるのかな。
発表当時、話題になった割にいろいろと詳細が不明。
ソール交換無しでテックビンとDIN規格に双方対応ってのはちょっと気になるが、それを目当てに買うほどでは無い。

テクニカ
「COCHISE」シリーズ。
COCHISE 110 ¥54,400(ネット参考価格)重量不明 ラスト100mm 
COCHISE 100 ¥43,000(ネット参考価格)重量不明 ラスト100mm 
COCHISE 90 ¥41,400(ネット参考価格)重量不明 ラスト100mm 
2015モデルはハイクモードの稼働範囲が16度から23度になったそうだ。
もし試し履きできて、足に合うようならこれでも良いけど。

その他、主要メーカーにはだいたいウォークモード搭載のブーツがあるみたいだけどよくわからん。
特にダルベロは以前からテック対応ブーツも出してるので気にはなってたんだけど、イマイチラインナップがわかりにくい。


比較として、一応山系ブランドも。

ブラックダイヤモンド
ファクターMx130¥86,400(税込定価)2000g(27.5cm)
今はメンズはシェル硬度130しか無いんだね。
ハイクモードの可動域が前後40度なのはさすが。

スカルパ
フリーダムSL ¥91,800(税込定価)1800g(27.0cm)
標準ソールはテックビン用でDIN規格のソールは別売り。
そもそも高すぎて却下。

SCOTT
Delirium FR 130 ¥97,200(税込定価)2180g(27.5cm)
フリーライド系のブーツは、旧ガルモントの「アドレナリン」がハシリだった気がするが…。
価格も超強気。
もうここのフリーライドブーツを選ぶ理由は無いね。

ちなみに、現在使用中のBDメソッドのスペック。
BD初期のフリーライド系セカンドモデルになるのかな。
シェル硬度110で重量1990g(27cm)
テックビン対応のソールもDIN規格のソールも両方持っている。
アタリがなければまだ使ってもいいんだけど…。

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というわけで、改めて挙げてみると意外に沢山あるもんだ。

候補としては、「サロモン QUEST PRO 110」か「アトミック WAYMAKER CARBON 110」かな。
親会社(アメア)の意向なのか、両ブランドともこの手のブーツにかなり力を入れている印象だ。
ゲレンデブーツで培ったテクノロジーをどんどん投入している。
特に、サロモンの「360°カスタムシェル」やアトミックの「LIVE FIT」みたいなシェルのアタリを改善するテクノロジーが気になる。
知らない間に、シェルのアタリも比較的簡単に対応できる時代になっていたんだね。
確かに多少の重量増や滑走性能より、アタリが無く快適ってのが我々レジャースキーヤーには大切だと思うんで…。
ここら辺は山系ブランドより一歩先を行ってるよね。

あと、価格の面も大きい。
定価自体は7~8万円と山系ブランドの兼用靴と同じくらいだけど、実売は5万円を切ってる店もあるみたいだ。
(山系ブランドは基本定価販売が多い)
ブーツが高くなるのはわかるけど、やはり5万円は切って欲しいよね…(それでも高いが)
山スキーしたいって人に、兼用靴は7~8万円って言うとみんな引いちゃうんだよ(笑)
(「WAYMAKER 70」ヤフオクで激安で出てるんだけど、女性や体重軽い人ならこれで十分なんじゃないか?)

そしてなんと言っても試し履きができるかどうかだよね。
山系ブーツは近場で履けるところはほとんど無いけど、スキーブランドなら量販店で履けるんじゃないかと期待している。
県内は無理でも、行動範囲の◯マラヤの本館や◯リスポとかに置いてあれば。
最悪、サロモンの「QUEST PRO」は「X PRO」と同じラストなのかなと踏んでるんだけど。
「X PRO」ならどこにでもありそうじゃない?

しかし、これだけスキーブランド系が充実していると、山系ブランドのフリーライドブーツが縮小傾向なのも頷ける。
テックビン対応の軽量ツーリング系はまだまだ一日の長がありそうだけどね。
スカルパの「F1 EVO」なんて1100gだもんなぁ。
ディナフィットも稼働範囲60°なんて書いてあるし。
将来、テックビンで軽量化を図るならブーツもそこまで突き抜けてみたいかも・・・。

まあ、買うかどうかはともかく、テキストにまとめたらいろいろ見えてきた。
来シーズンに向けてじっくり探してみようと思う。

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※追記(3/9)

先日、近所の量販店で「ATOMIC WAYMAKER 80」の27.5cmを試着してみた。
(カタログと違う色なので、旧モデルなのか別注カラーなのかは不明)
幅・フィット感はなかなか良い感じだったが、長さ方向が若干短くてつま先が触れる(足の実寸27cm)
山スキーでの使用を考えると、もうワンサイズ大きい28.5cmで良さそうだ。
ただ、28.5cmは在庫は無く、そもそも私の体重で硬度80はちょっとが柔らかいような。
(体重は75kg前後だが、山スキーの装備とウェアを含めると+10kg以上)
あと「LIVE FIT ゾーン」は本当に柔らかいゴムで、指で押すと凹むほど。
私のアタリの出やすい小指の付け根部分はしっかり逃げるようになっていた。
(「WAYMAKERシリーズ」は外側のみ、コンフォート系の「LIVE FITシリーズ」は内側にも配されている)
耐久性は未知数だが、長時間履きっぱなしのBCユースでは圧迫感が無くて良さそうな機能だ。

サロモンは「X PRO 100」の27.5cmを試着。
これは勝手に「QUEST PRO 110」と同じラストかなと思ってるモデルだ。
長さ方向は問題無いものの、幅はキツくあたる。
カスタムシェルを成形すればなんとかなるのかもしれないが、吊るしではキツイかも。
インナーはともかく、シェルの成形は自前では厳しいだろうから、通販での購入は難しそうだ。

というわけで、アトミックの「WAYMAKER 90」か「WAYMAKER 110」の28.5cmが良さそうだ。
あと迷うのは硬さだが、私の滑りに果たして110が必要だろうか?
体重はそれなりにあるが、硬いバーンでの高速滑降はまずしないし、そんな所を滑る板も持っていないし。
低速域でのスキー操作が大部分で、おそらく飛ばしたつもりでも中速域だろう。
当然値段も安いから「WAYMAKER 90」で十分な気がしてきた。
もうあとは履いて滑ってみないとワカンないよな。

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※更に追記(3/17)

結局、アトミックの「WAYMAKER 90」の28.5cmを購入。
気が向いたらプチインプレ書くかも?
by daisuke_youmei | 2015-03-06 17:35 | 山道具 *
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