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錫杖岳前衛壁・左方カンテ クライミング
2014年 10月 20日 *
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10月19日 「錫杖岳前衛壁・左方カンテルート」 M田さん・kojiさん・私

準備したギア類
ロープ:8.5mm×60Mダブルロープ2本
プロテクション:キャメロット#0.3~#2相当2セット+#3
その他、ヌンチャク、スリング等数本

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前夜21:30鯖江発。
槍見の駐車場にて仮眠。

別ルートを登るKyuさんたちに挨拶をして、5:00出発。
ヘッデンをつけてクリヤ谷の登山道を登る。

5・6張りほどのテントの張られた錫杖沢出合を通過。
前衛壁にむかう急登の踏跡をたどって約二時間で左方カンテ取付きに到着。
取付きにはザックとヘルメットが二つおいてあったが、前日からのギアのデポのようだ。
我々がこの日一番乗りで左方カンテに取り付く。

1ピッチ Ⅲ+ : ヨウメイリード
比較的斜度のゆるいルンゼ状を登る。
クライミングとしては容易だが、浮石が多いので落石注意。
このピッチはカムより灌木でのプロテクションを取ることが多かった。
スリングをもう少し多めに持っていれば良かった。
斜度が立ってきたあたりでハンガー×2のビレーポイント。

2ピッチ Ⅳ : ヨウメイリード
斜度が立ってくる。
特に出だしが急でちょっといやらしい。
そこを越えればあとはそれほど難しくない。
カムをキメる場所も豊富。
ルンゼを抜け、一気に視界が開けたところで終了。
ハンガー×2のビレーポイント。

3ピッチ Ⅴ : ヨウメイリード
核心と言われているピッチ。
出だしのピナクル状の岩によじ登る。
足元はすっぱり切れ落ちてゾクゾクの高度感!
ここからが核心部。
薄被りのフェイスを正面突破、回りこんで突破といろいろ記録がある。
今回は、唯一の取柄!?のリーチを活かして正面突破を試みる。(回りこむルートがイマイチわからなかった)
右手のクラックに小さいカムを二つ入れ、覚悟を決めてヨッと上のガバをとる。
ガバをとったらあとは問題無し。
ホールド豊富な緩い壁を登って終了。
ハンガー×2のビレーポイント。

4ピッチ Ⅳ : ヨウメイリード
3ピッチをリードできてお腹一杯だが、リードすればいいよとのお言葉(笑)
ちょっと歩いて、顕著なチムニーの基部から登攀開始。
チムニーに体を入れた瞬間、よくザックが邪魔と書かれていることを理解した…。
ザックが破れないか心配しながらガサガサゴソゴソとチムニーを這い上がる。
途中、残置のカムが一つと、ちょっとランナウトしてきたなぁってあたりにハーケン一つ。
共にありがたく使用させてもらう。
チムニーを抜けると終了。
今回は乾いていたが、岩の濡れ、ザックの有無で難易度がかわりそう。
ハンガー×2のビレーポイント。

5ピッチ Ⅴ : M田さんリード
個人的にこのピッチが一番登りたくなかった。
ちょっと疲れても来たのでM田師匠に変わってもらう。
凹角状の左手のフェースを登るが上部までプロテクションが取れない。
フォローで登ってみてもやっぱりリードはしたくないかも(笑)
下部フェースはなにも無いのに、上部はいっぱい残置ハーケン。なぜ?

6ピッチ Ⅴ+ : ヨウメイリード
スタートのA0箇所は迷わずA0。
想像以上にヌンチャクに頼るA0だったのでスリングが太い物ががいいかも。
A0で攀じ登ったチョックストーンからはチムニー。
バックアンドフットでジリジリ高度をあげていく。
チムニーを抜けたらクラックを怪しいジャミングを交えながら登っていく。
高度感にしびれるけど、これぞクライミング!と、自然に引きつった笑顔が出た。
左側のカンテに抜けると「注文の多い料理店ルート」と合流。
右手の逆層フレークを使ってスラブに移るところがちょっと怖い。
スラブ下にハンガー打ってあったのでもうA0で…疲れてきたから。
あとは短いスラブ壁を登り、11:50登攀終了。
ハンガー×2のビレーポイント。

7ピッチ目、8ピッチ目もあるが今回は割愛。
脆いスラブで、以前フレークが剥がれて墜落事故もあったらしい。
(壁を叩くとポコポコ音がするし…)

加工は「注文の多い料理店ルート」を懸垂下降で。
「注文・・・」を登ってくるパーティが最終ピッチを登攀中なのでしばし待機。
その間にも「左方カンテ」の後続パーティも登ってきて狭いテラスに7人がひしめく状態になった。
M田師匠がロープをセットして一番手に下降。
二番手に私が下降。
ほぼ垂直に垂れ下がった60Mロープが重くてなかなか下降器に通らなくアセる。
人生で一番長い懸垂下降、慎重に慎重に降りる。
これを3回繰り返し、ようやく地上に帰還。
登攀時より緊張した・・・。

歩いて左方カンテ取り付きに戻り、余韻に浸りながらゆっくりランチタイム。
あとは往路を下って15:00無事下山。


懸垂下降三回目

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素晴らしい秋晴れの元、長年の憧れだったルートを無事登り切ることが出来ました。
それも5ピッチ目以外はすべてリードで!
現在の左方カンテはカムを多用するルートですが、昨年の残置無視での前尾根の経験が活かせたと思います。
今回はもう大満足でお腹いっぱい。
帰宅後のビールは今年一番の美味さでした。

ただ、帰りの懸垂下降についてはまだまだ経験不足。
とても自分でセットして上手くこなす自信はありません。
とりあえずは、長~い懸垂下降を経験出来ただけでも一歩前進と考えます。

M田師匠、kojiさんありがとうございました。
by daisuke_youmei | 2014-10-20 21:50 | クライミング | Comments(6) *
Commented by YAMA at 2014-10-21 15:48 x
いよいよ本格クライマー誕生ですね(^^)/
5ピッチ目以外はすべてリードとはすごいです。
懸垂下降の動画も素晴らしい。待っているときが
いちばん怖そうです。

天気に恵まれ、ケガなく終えてよかったです。お疲れさま~
Commented by ヨウメイ at 2014-10-21 20:10 x
>YAMAさん
ホントは1・2ピッチくらいリード出来ればと思ってたんですが~。
すごく怖かったけど達成感は大きかったです!
懸垂下降中は早く地上に戻りたい思いで一心でした(笑)
また週末晴れの周期になってきましたね。
白山も冠雪。冬ももうすぐ!
Commented by koji at 2014-10-21 20:47 x
お疲れ様でした。

タッパのメリットは大きけど、やっぱり、恐怖に打ち勝つ気持ちなんだよなぁ~と思います。
ナイス・クライミングでした。

故に、懸垂下降のセッティングで、マゴマゴしてたのは、寧ろ可愛かったですよ。

今週末も、頼みます。
Commented by ヨウメイ at 2014-10-21 22:11 x
>kojiさん
いやぁ、やっぱあれは脳内になんか出てるんですよ。
フォローや二回目に登るときのほうが怖いことも結構ありますもん。

懸垂もあんなに後続が待っていると緊張しますね。
スリングが切れないかロープがほどけないか色々考えます。
それにしてもテラス狭かった・・・。

Commented by ハラヘッ太 at 2014-10-24 12:47 x
もう立派なクライマー?登山家?ですね。
懸垂見てるだけで緊張しました。
おそろしや。
Commented by ヨウメイ at 2014-10-24 20:33 x
>ハラヘッ太さん
このルートは錫杖でも入門ルートなんですよねぇ。
この日でも、私は手も足も出ないようなルートを登っているパーティがゴロゴロ。
まだまだ上には上がいるんだな~と、むしろスッキリしちゃいます(笑)
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