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賞味期限切れてた!?野伏ヶ岳で山スキー。
2014年 04月 21日 *
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2014年4月20日(日)野伏ヶ岳(のぶせがだけ)バックカントリー 
メンバー:もっちー、ヨウメイ 2名
使用マテリアル:テレマーク(MADSHUS Annum)

日曜の予定がぽっかりあいちゃった。
そうとなればテレマークスキー!
でも天気予報はパッとせず、これがシーズン中ならゲレンデ練習に出かけるような状況なんですが・・・。
あいにく奥美濃のスキー場も軒並み営業終了で、白馬あたりまで足を延ばさないといけないみたい。

どうしようかモヤモヤしている間に夕方までは天気がもちそうな予報にかわってきた。
というわけで、この前の越前甲でBCスノーボードにはまった(?)もっちーを誘い、野伏ヶ岳に行って来ました。

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雪の多い石徹白エリアといえども、寡雪の今年はさすがにそろそろ終わりそう。
でも一週間前にOBAさんが石徹白一周ツアーに行ってるし、野伏ヶ岳をスキーで滑った記録もみつけた。
若干の不安はあるけど、まあなんとかなるかな。

橋を渡った先の、林道脇のスペースに駐車。
先客は5・6人の登山パーティと3人の山スキーパーティで、同じような時間に出発。
当然ながら雪は全く無く、背負った板にブーツを取り付け、トレランシューズで歩き出す。

約45分の林道歩きの末、標高950m付近でようやく雪が繋がりだした。
ブーツに履き替え、トレランシューズをデポしてシールで歩き出す。
今回、スノーボードのもっちーはスノーシュー無しで、アイゼンのみ携行。

林道は順調に雪が繋がっているものの、ショートカットの尾根道にでるとやはり雪が無い。
再び板を背負いツボ足で歩く。
結局、牧場跡地の雪原までは担いだままの方が正解だった。
このあたりでBCクロカンを担いだ男性が追い抜いていった。

雪原に出たところで一本いれる。
正面に見える野伏ヶ岳は半分より上はすっかりガスに隠れていた。
雨はまだ降ってこないし、とりあえず行ける所まで、と再び歩き出す。
天気は悪いものの、やはり広大な雪原は気持ちが良い。
ここに初めて訪れるもっちーも気に入ったようだ。
のんびり雪原を横切り、ダイレクト尾根の末端を目指す。
林道の南向きの部分で雪が切れている部分があり、一部板を外して歩く。

先行する登山パーティは結構急な斜面を直登していた。
我々はもっと末端近くの、ある程度緩くなったところで尾根に取り付く。
トラバース気味に登っていくと、1150m付近でダイレクト尾根上に乗っかった。

尾根上は想像以上に藪っぽい。
藪を避けながらなんとかシールで登って行くが、斜度が増す1300m付近で諦めて板を担いだ。
ツボ足で登るもっちーの方が明らかに早いのだ。

標高1400m付近。
ここは、前回二月に来たときにガスに覆われた頂上を諦めドロップした地点。
その時ガスの切れ間から見えた、野伏平へと続く広大な南側斜面こそが今回のお目当てだったんだけど・・・。
前回以上にガスガスで視界は20mしか無く、先の見えない斜面はちょっと滑り降りる気にならない。
無理は止めておこう。

となると、残りの行程はどう考えても楽しめそうも無い藪だらけの尾根滑降。
それではちょっと寂しいので、板をデポして頂上を踏むことに。
気温が低く、わりと締った雪なのでアイゼンを装着して山頂アタック。
せっかくなので、今シーズン導入した「K2 RESCUE SHOVEL PLUS ICE AXE」をピッケルモードで初使用してみた。

前回は登頂していないので、ここから先は初めて。
北東尾根とのジャンクションピーク手前が少しいやらしいと聞いていたが、確かに硬くクラストしてると難儀しそうだ。
今回は締っているとはいえ、さすがに4月下旬の雪だからアイゼンを装着していれば特に不安は無い。
と言いつつ、一箇所下りではちょっとイヤだなと思う場所があった。
これが実はルートミスで、下りの際は正規のルートを発見、問題は無かった。

頂上直下で先行していた登山パーティとすれ違い挨拶をかわすが、やっぱり何も見えないよとのこと(笑)
その後まもなく頂上(らしきところ)に到着。
何も見えないので長居する必要もないし、方向感覚が狂いそうなので早々に下山。
あっという間にスキーデポ地点に到着、軽くランチタイム。

さて滑降だが、こんなに滑ることが不安なのも珍しい(笑)
当初の予定では南斜面を野伏平に向け滑り降り、適当なところでダイレクト尾根に戻るつもりだった。
しかし視界不良のため、登って来た尾根を戻るしかない。
果たしてこんな藪尾根、慣れないテレマークで降りれるのか?

おそらく板を担いで降りたほうが早いのだが、それでは何のために来たのかわからない。
意を決して、板を装着して滑降開始。
藪が濃くて、テレマークターンはもちろん、アルペンターンもままならず。
斜滑降&キックターンを駆使して高度を下げる。
私以上に苦労しているのは、スノーボードのもっちー。
雪に押しつぶされ、フォールライン方向に倒されている藪がスノーボードの進路をことごとく遮るのだ。
二人とも登り以上にヘトヘトになって、なんとかダイレクト尾根を滑り降りた。

雪原に下りてしまったら滑りは終了。
私はウロコでぺたぺた歩くが、もっちーは板を担いで歩き。
途中で振り返ると、朝は下半分隠れていた野伏ヶ岳は、もうすっかり見えなくなっていた。
雨が近そうだ。
雪がきれぎれの林道にも苦労し、なんとかシューズをデポした地点に辿り着いた。
あとは再び林道を歩き、駐車地点に戻ってくると、どうやら私たちが最後だったようだ。
スキーヤー3人パーティとBCクロカンの人には登りのときにしか会わなかったが、どこを滑ったのだろう。
片付けをして、車を出した直後に雨が降り出した。

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と、まあかなり修行系の山行になっちゃいました。
今シーズンは賞味期限切れと言っても問題無いんじゃないかな(笑)
山頂付近限定ならまだ滑れるけど。
それにしても、こんなに濃い藪を滑るのは久しぶりで、テレマークではもちろん初めて。
でも今はどんな状況でも駆け出しのテレマーカーにとっては糧になる経験だと思っています。
とりあえず山頂も踏めたしね。
お付き合いいただいたもっちーには感謝です。
来シーズンのリベンジを誓うとともに、いよいよ次からは白山スキーへのシーズンインかな。
by daisuke_youmei | 2014-04-21 20:34 | スキー | Comments(14) *
Commented by kazu at 2014-04-22 05:22 x
はじめまして、youmeiさん 自然を愛するおじさんスキーヤーです。
今からが白山シーズンなんですね。白山でスキーしたいのですが・・・
ゲレンデスキーとブーツを背中に縛りつけ長靴に滑り止め付けて白山登って「ウぉリャ~~!」って滑りたいのですが、、、、こんな事可能ですか?ふざけてません。
本気なんです。最低限必要なものがあれば揃えます。
長靴にアイゼンとか? 
youmeiさんアドバイスお願いします。m(_ _;)m kazu
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 12:13 x
>kazuさん
はじめまして!コメントありがとうございます。

結論を言うとゲレンデスキーを背負っての白山、体力は必要ですが可能です。
昔なので当ブログに記録はありませんが、私の初めての山スキー(そして初めての本格的な登山!)はそんな感じのスタイルで白山でした。
そのときは、装備はスキーととんちゃん(ホルモン焼き)とビールでOK!みたいな軽いノリで連れていってもらいました(笑)
一緒に行った外国人スノーボーダーの足元なんて防水性皆無のメレル・ジャングルモック。
そんなの履いて、ピッケル・アイゼンの登山者に混じって登ってたんですよね。
ただ、連れて行ってくれた人がヒマラヤのとある山を未踏ルートから登っちゃうような超々エキスパートの登山家だったんですよ。
もし自分たちだけだったら、間違いなく遭難予備軍と言われても仕方のない状況かも。

下につづく。
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 12:16 x
上からのつづき。

という訳で、残雪期の白山は夏とはソコソコ別物。
それなりの登山経験か、経験者同伴じゃないと危険な状況も多々あります。
kazuさんの登山経験がわからないのでなんとも言えませんが、上記を踏まえて少しアドバイスさせていただくとすれば・・・。
長靴だとキックステップが全然効かないと思うので、冬靴とはいかないまでも、それなりにしっかりした防水トレッキングシューズに、8本爪以上のアイゼンがあると安心だと思います。
あと、夏道が雪におおわれた状態でも地形図からルートファインディングできる能力は必須です。
体力的には、夏の砂防新道なら鼻歌まじりで日帰りできるくらいは欲しいですね。
実際初めての時は20代半ばでしたが疲れ果てて登頂はできませんでした。

さらにつづく。
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 12:17 x
最後

行くタイミング的には、下部の滑走は諦めて、ゲートが開いて別当出合まで車で入れるようになった直後くらい。
広大な斜面でガスに巻かれると危険なので、一日ピーカンが約束された日が良いでしょう。
あと、他の登山者がそれなりにいるので週末がベストだと思います。
残雪期の山は一週間で相当様変わりするので、そこらへんをどう見極めるかも経験が問われますね。(と今回の野伏で失敗したんですが・・・)

なにかと敷居は高いですが、素晴らしい景色を見ながら広大な斜面にシュプールを描くのは最高です!
私もその最初の白山でスキースタイルが変わっちゃったクチなんで。
長くなりましたが、なにか参考になることがあれば幸いです。
ぜひ、無理のない範囲でステキな山スキーライフが送られることを祈っております♪
Commented by koji at 2014-04-22 13:10 x
そっちやったんやね。
文章読むと、かなり修行の山行やったみたいで。
ご苦労様でした。

Commented by kazu at 2014-04-22 15:40 x
youmeiさん早速返信ありがとうございます。
実は一年ほど前BCが興味がわき、福井 山スキーで検索
いろいろ調べているうちに、凄い強者BC軍団を発見!
皆さんのブログが更新される度
あ~~俺もヤリテ~~!この世界体感してぇ~~!
山頂で乾杯してカップ麺食いてぇ~~!!! よし!やるぞ!って思うのですが、想像止まりなんです。 山岳会もなんか違うなって感じで、、、 一人ではどうしても前に進めません。
youmeiさん おじさんを白山スキーに連れてって下さい。
(気持ち悪くてすみません) 適当にほったらかしで構いません。

スキーレベル>中級
体力>普通よりはあると思います。(自己診断)
登山経験 >低山ハイキング程度
地形図からルートファインディング>???
やる気 ガッツ>ありまーす!気合じゃー!
んな感じです。来冬シーズンにはBCデビューしたいのであります。

youmeiさん m(_ _;)m いきなり御免なさいね

お付き合い宜しくお願い致します。 
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 20:11 x
>kojiさん
天気が意外と持ちそうになったんでより積雪が確実な方にしてみました。
結果的には大してかわらなかったかもしれませんが・・・。
とりあえず初登頂は果たしたんで、まあ三百名山一座ゲットとか。
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 20:47 x
>kazuさん

BCに行きたい情熱よく伝わってきます。
私もBCしたい!って思い立って試行錯誤してきたクチなんで。

でも、私自身まだまだ修行中の身。
申し訳ないですが、初対面で未経験の方をBCに連れて行けるようなエキスパートではないです。
今回一緒に行ったもっちーも夏の里山登山から少しずつステップアップし、北アルプス山行、近場の雪山登山も経験してのBCデビューです。
この前の越前甲に一緒に行った女性二人も、八ヶ岳の冬季アルパインクライミング、御在所のロッククライミング等経験し、今年の夏にはヨーロッパアルプスに遠征を計画しているようです。
一人はマラソン大会で年齢別入賞するくらいの体力の持ち主です。
そんな実力がわかっているから一緒に行こうかってことになりました。

つづく
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 20:49 x
バックカントリーって雪山登山の一種には変わりないんで、やはりある程度のステップアップが必要だと思います。
まずは今年の無雪期に夏山を登りこまれてはどうでしょうか?
最終的に白山でのスキーを目指されるなら、いろんなルートで白山に登ることで地形を把握できると思います。
あと登山に必要な体力をつけるとともに、ウェアのレイヤリングや、登山におけるカンみたいなものも磨かれると思います。
とりあえず、「夏山にはある程度登ってる」っていえるくらいのレベルになるのが先決だと思います。

で、冬になったらガイドツアーに参加してBCを体験してください。
お金は多少かかりますが、なんどもリピートすることで、BCにおける基礎が身につきます。
私もはじめの頃はずいぶんお世話になりました。
ガイドツアーのいいところは、技術的なサポートはもちろんですが、装備もレンタルできるといいうことです。
もし私たちの山スキーグループに一緒に参加するとすれば、シールで登らないとおそらくついてこれないと思いますし、ビーコン等雪崩レスキューのギア類も必要です。
一気にそろえると20万以上の出費になっちゃいます。

つづく
Commented by ヨウメイ at 2014-04-22 20:51 x
ってことを考えると山岳会に入っちゃうのが一番の近道かもしれませんね。
夏山を含めていろいろ教えてもらえるし、ひょっとしたら共同装備って形で借りれる装備もあるかもしれない。
私もクライミング系登山の師匠は某山岳会員で、私はその会の入会資格が無いから入っていないだけ。
スキーのグループも元山岳会から発生したグループです。
そんな先輩たちと山に入るから山岳会に所属していないだけです。
一般登山道を外れる登山を志すなら、山岳会に所属するのがホントは一番いいと思っています。

ともかく、私もBCに行きたい!って思い立ってから少しづつステップアップして、10年ほどかかってようやく現在のレベルです。
山スキーの先輩たちから比べるとまだまだひよっこです。
ある程度長いスパンで経験を積むことをおすすめします。
Commented by ハラヘッ太 at 2014-04-23 10:18 x
今回参加出来ず残念でしたが、
雪が無くなかなかハードやったみたいですね。
野伏が夏登れない位藪は本当やったんですね!
少しずつ、でもどんどんステップアップしてますね。
うーん僕も地道に行かねば。
Commented by kazu at 2014-04-23 13:17 x
ヨウメイさん いきなり山連れてケ~!だの困らせてゴメンナサイネ。
いろいろと助言ありがとうございました。
じゃあ一回一緒に行きますか!って事もあるかなぁ~と 少しだけ期待してました。
相手は見ず知らずのおっさん、当然無理ですね。

直接会って話ができれば、事も進みそうな気がするのですが、、、
この出逢うって事がなかなか難しいですよね~
出逢ったとしても、顔わからないし、、、

山岳会、ん~~ やっぱり山岳会かぁ~

ヨウメイさん コージさん ハラヘッ太さん 親分の山さん
何処かで逢えるといいのになぁ~~~。
Commented by ヨウメイ at 2014-04-23 20:17 x
>ハラヘッ太さん
滑りに関しては修行の山になっちゃいました(笑)
ただ、つぼ足登山と捕らえるといい時期なのかも。
登山としても程よく雪山気分が味わえて楽しいですよ。
まあ、やっぱり山は晴れないとな~と改めて思いました。
Commented by ヨウメイ at 2014-04-23 20:42 x
>kazuさん
ご期待に添えなくて申し訳ないです。
山岳会が微妙なら手っ取り早いのはガイドツアーですかね。
私もお世話になったパワーゾーンで、シーズン中は毎日1dayツアーやってますよ。
お隣岐阜の高鷲スノーパークをベースに大日ヶ岳を滑ります。
十分満足感得られます。

やっぱある程度の経験と装備がそろっていないと個人ではよほど面倒見のいい人じゃないと難しいんじゃないでしょうか。
皆さん時間とお金をやりくりしながら山に出かけているんで。
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