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快適ザラメを求めて。 野谷荘司山から白谷左俣滑降
2012年 04月 23日 *
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前回の銀杏峯はあまり滑りを楽しめなかった・・・。
いい加減下界は春爛漫、そろそろ快適なザラメを滑りたい!ワケで、今回は野谷荘司山へ行って来ました。
とは言っても、先々週末の4月15日のこと。
実は、山行翌日にインフルエンザに罹り、ようやく復帰したばかりなのです・・・。

野谷荘司山(のたにしょうじやま 1797m)、変な名前の山です。
山スキーで有名な山のようですが、白川郷の辺りから登る山って程度の認識で、あまり詳細は知りませんでした。
予習として記録を見ていると、白谷上部は広大な斜面が広がっているらしく、「快適ザラメスキー」への期待が高まります!

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前の週にひき続き快晴!
早朝に福井を発ち、白山スーパー林道へと続く道に車を乗り入れます。
今回は岐阜側の「馬狩料金所」直前まで車で入ることができました。
ここまで来ると、道路脇はまだまだ雪が豊富です。
準備を整え、いざ出発!!

登るルートとしては、「鶴平新道」という登山道の尾根をたどるのが一般的なようです。
でも、今回は滑走予定の「白谷・左俣」をそのまま詰めるルートを選びました。
下部の堰堤の連なる部分は問題なくクリア。
やがて、すさまじいデブリ帯(雪崩れた雪が堆積したもの)に差し掛かりました。
巨大なブルトーザーでかき集めたかのような、山のように積みあがったデブリに自然の脅威をヒシヒシと感じます。
かなりボコボコして歩きにくいですが、ガマンして登り続けます。
やがて、クランク状に曲がった谷間を抜けると扇状に広がる広大な斜面が現れました。

あとは、ひたすら高度を稼ぐだけ。
と思いきや、ここからが正念場でした・・・。
登っても登っても一向に近づいて来ない稜線に、どんどん体力と気力を削り取られていきます。
槍ヶ岳の飛騨沢や、残雪期の富士山を思い出します・・・。
そして終盤は地図では崖マークとなっている、おそらく40度近い斜面。
かなり緩んだ雪が足元から崩れそうで、一歩一歩踏み固めながら歩を進めるためペースが上がりません。
一度ツボ足で直登しちゃおうかと、板を外したら、膝までガボリました・・・。
この斜度でカチカチは絶対イヤですが、柔らか過ぎるのもなかなかに難儀です。
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何度キックターンを繰り返したか・・・。
ガマンの登りもいつか終わります。
雪庇の小さくなったところを狙って、ようやく稜線上へ乗り上げました。
地図で確かめると、1740mのジャンクションピーク(JP)と馬狩荘司山の間のコルのようでした。

後は稜線伝いに野谷荘司山の山頂を目指します。
ここら辺の稜線は、岐阜側は急峻で石川側はなだらかな地形が続いているようです。
素晴らしい景色を楽しみながらしばらく歩くと、なだらかなピークの野谷荘司山へ到着!!
早速雪のテーブルを作って待望のランチタイムです。

ちなみに下の写真はYAMAさん愛用のコッフェルです。
小汚い?いやいや、味出まくりというのです(笑)
足元はTLT+ファットスキーで最新の装いでも、ザックの中からこんなのが出てくるのが渋いですね。
まさにYAMAさんの山の歴史が染み込んでいます。
ウチのヤカンたちもいつかこんな渋みが出てくるのでしょうか?
そういえば「ヤカンのある風景」、撮ってないなぁ。
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今回、「快適ザラメスキー」とは別に、もう一つ楽しみにしていることがありました。
それは「裏白山」を拝むことです!
「裏」なんて書くと、こっちの人には怒られそうですが、私の「表」の白山は南側から眺めたイメージ。
白山の北側にある山から眺めたことは無かったんじゃないでしょうか。
初めて見る「裏白山」は剣ヶ峰と大汝峰がなかなかに主役級で新鮮なイメージですね。
逆に南から見るとカッコいい別山は影を潜めています。
そして、白山はもちろんのこと、剱から穂高の北アの山々に、乗鞍&御岳もばっちりの素晴らしい展望でした。
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さて、いよいよ待望の滑降タイム。
いくつか滑走ラインの案がでましたが、計画通り登り詰めた「白谷・左俣」を滑降することになりました。
足慣らしをしながら今回のドロップポイントとなる、稜線に乗り上げたコルまで移動。
なかなかの急斜面ですが、雪も緩んでいるので思い切ってフォールライン方向へドロップイン!
予想通り重い雪ですが、斜度があるのでグングンスピードが乗ってくれます。
デカイ斜面ではデカイターンを刻みたいってことで、自分なりにギリギリまで大きく回ってみます。
遠心力に足を踏ん張りながら体を傾けると、山側の手が雪面につきそう・・・。
最近は、リズム感が楽しくてショートターンが多かったのですが、やはり大回りは気持ちイイ!
この風を切るスピード感はスキーの醍醐味ですね!
実は今シーズン、いまいち満足感のある一本に恵まれなかったのですが、今回のランは大満足。
急なんだけど、均一の斜度でとても滑りやすいバーンでした。

YAMAさん編集の動画です。

しかし、気持ちの良い斜面は途中まで。
中盤のデブリ帯に突入すると、あとはガマンのスキー。
そして無事駐車地点の馬狩料金所に到着!

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この辺りは、夏・冬含めて初めて足を踏み入れた山域。
自分で計画するとどうも同じ所に行きがちですが、先輩たちのおかげでどんどん世界が広がります。
刺激を与えてくれる、素晴らしい仲間のみなさんに感謝です!

今回のメンバー
YAMAさんObaさん、Isoさん、Kojiさん、ヨウメイ。
by daisuke_youmei | 2012-04-23 12:30 | スキー | Comments(2) *
Commented by YAMA at 2012-04-24 06:15 x
ヨウメイさん、おはようさん♪
ホンマ、小汚いコッヘルですなあ(笑)
古いアルミ水筒は去年北海道のキャンプ場に
忘れて帰りました(泣)

それにしても、ヨウメイさんの滑りは格好いいです。
私は登りで脚を使い切ってしまい、まったく踏ん張ることが
できませんでした。トホホ...

またよろしくお願いします~
Commented by ヨウメイ at 2012-04-24 21:31 x
>YAMAさん
こんばんは~!
いやいや、なかなかあそこまで味のあるコッフェルはないですよ。
えー。あの水筒無くなっちゃったんですか!
コッフェルに負けず劣らず良い味出てましたよね・・・。

お褒いただいてありがとうございます。
あれだけ柔らかい雪だと、ファット&ロッカーに助けられます。
デブリ帯で石踏んで、かなり深いキズついてしまいましたが・・・。

こちらこそよろしくお願いしまーす!!
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