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雨に学ぶ
2010年 06月 29日 *
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先週の土曜日、去年も行った「やまもげらプロデュース・日帰り槍ヶ岳」を予定してました。
週初めの晴れ予報とは裏腹に、やはり梅雨の空模様。
何度も沢を横切るコースの為、残念ながら中止となりました。

落石工事のため開通が遅れていた白山・別当出合までの車道がちょうどこの日の朝に開通との事。
代わりといってはなんですが、雨の中で試したいこともあったので、白山登山を提案。
やまもげら」Kojiさんと、あっちゃ丸&Miの「DUO」カップル、計4人で登ってきました。

試したいこととは・・・。
①森林限界以上での雨天を体験
②春に新調したレインウェアのテスト
③ザック(レイン)カバーを使わず、パックライナーでの防水
の三点。

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①今まで何度も雨天の中での登山は経験しているけど、すべて低山の樹林帯。
森林限界以上の場所で、ぜひとも「雨」を体験しておきたかった。
そして、その希望通り暴風雨にもてあそばれてきました(笑)
木々の葉が雨水を受け止めてくれる樹林帯に対し、もろに剥き出しの状態。
特に御前峰ピーク付近は風がものすごく、目もまともに開けれない。
まだまだ体力的にも余裕があるし、15分で室堂の小屋に逃げ込めるのが分ってるからこの状況を楽しんでるけど、もし小屋まで数時間、体力も残り少なかったら・・・。怖いですね。
夏山での疲労凍死。十分ありえます。この体験は大きなプラスですね。
御前峰直下での動画です↓



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春先にモンベルのアウトレットで購入した「ピークシェル」。
「軽さ」がとりえのジャケットですが、材質の「ブリーズドライテック」がどのようなものか?
やはりゴアテックスじゃないとダメなのか?
樹林帯から2700mの森林限界以上まで。テストするにはまさに最適な条件です。
歩き出しは樹林帯。木々に守られ、風も雨もそれほど影響を受ません。
逆にムッとする気温に体温の上昇が加わり、すぐに汗でTシャツはベタベタ。
ゴアを超えるかも?と期待していた通気性&透湿性能は正直??

標高1975mの甚之助小屋あたりまでくると、さえぎるものが少なくなり風の影響を受け始めました。
立止まるとさすがに汗が冷えてくる。
ペラペラの生地な上、通気性があるというブリーズドライテック。
防風性が心配だったけど、スースー風が抜けるといったことはないようです。
でも、さすがにこの薄さ。保温性は低いかもしれません。
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この日のウェアはファイントラックのフラッドラッシュスキンメッシュに速乾素材の半袖Tシャツ。
腕にスマートウールのアームカバー。
これらの上からピークシェルを着ました。

結局登り初めてから下山するまでまったく同じ服装でした。
実はオレにとっては結構珍しいこと。
暑いから脱ぐことも、寒いから着る事もなかったってことです。
それぞれに許容範囲だったみたい。
一日レインウェアを着っぱなしだったのははじめてかも。
ということは結構優れものなんでしょうか?ピークシェル。
しなやかで軽い生地、着心地はとても良いです。

他の3人は全員ゴア製のレインウェアだったけど、特に遜色ない感じでした。
残雪期にハードシェルとして使い回すにはペラペラで頼りないですが、夏山なら3000mにも安心してもっていけそうです。

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③ザックにピッケルやストック、マットなんかを取り付けたとき、ザックカバーってどうしてます?
以前からどうしようかなと思ってはいたんですが・・・。

というわけで、シルナイロン製の軽量パックライナーを使ってみることにしました。
使用モデルはJR GEARの30Lパックライナー。日帰り用としては丁度良いサイズ。
テント泊用としても、寝袋入れたり、2気室の小さい方なんかにも使えそうなサイズです。
雨蓋には以前から持っていた10Lのホグロフスのドライバックを使用。

当然ながら、一日中雨に降られていたけど中身は濡れていません。ただしザックはズブ濡れですが・・・。
今回使ったザックがBC用の背面アクセスの特殊なものだったからパッキングがちょっとやりにくいけど、一般的なトップローディングだと違和感無く使えそう。
もう少しいろいろ試してみようと思います。

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今回の山行、ひどい天気だった割にいろいろ学ぶことも多く、そして楽しむことができました。
一緒に登ってくれた仲間のおかげだと思います。

kojiさんはかなりのMだから、きっと楽しんでくれると思っていましたが、初めて一緒に登ったDUOの二人はこの状況をどう受け止めるか?とちょっと不安でした。
でも彼らのブログを見る限り、楽しんでもらえたのかなと思っています。

こんな日ばかりじゃなく、次は良い天気の日にまた登りましょう!!
by daisuke_youmei | 2010-06-29 21:31 *
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